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エチオピア
  2013年6月  
 
カッサラ カッサラ→ゴンダール ゴンダール
 

 

HOTEL Darfur



スーダンを南下していくと
植生が変わっていくのが
よく分かる

すこしずつ
緑色が増えてきた



エチオピアに入国すると
グッと標高が上がってくる

周囲の風景は
砂漠から山へと変化する

緑色の割合は
爆発的に増加していく



ウェルカム・ビール
ウェルカム・ワイン

ビールの味はOK

ワインの味は
無茶苦茶に不味い
このワインは
最初で最後
 今朝は4時半起床。準備を整えて、5時に宿を出る。カッサラの街にあるバスTから長距離バスTまで移動。ここで、ガダーレフ(Al Qadarif)行きのローカルバスに乗り込む。このバス、満員になったら出発するタイプなので、焦ってもどうしようもならない(笑)。結局、カッサラを出たのは7時20分くらいだった。
 ローカルバスはノロノロと走り、3時間後にはガダーレフに到着。長距離バスTでは、国境の街まで行くと言っていたのだけれど、ガダーレフが終点のようだ。
 そう、ここはアフリカ、信じていい話は、ほとんどないと思っていた方が良い。「そんな失礼なこと」と思うかもしれないけれど、これが現実なのだ。ちなみに、騙そうとしる場合もあるのだけれど、多くは、“正確”という概念が欠落しているのが原因のようだ。どうやら、今回もそのケースと思われる…。
 ガダーレフでボーダーまで行くというタクシーに乗る。価格を聞くと、どう考えてもボーダーまで行くとは思えない。案の定、ボーダー行きのバスTまでだった。彼らにとっては、国境に行くのも、国境行きのバスTに行くのも、同じことなのだろう。ちなみに、両者の間は100キロ以上離れているんだけどね…。

 スーダンを旅して思ったことがある。正直、アフリカの人たちは、賢いとは思えない。もちろん、1人1人、いろいろな人がいる。ただし、少なくても日本人と比べたとき、賢い人は信じられないくらいに少ない。
 では、賢くないというのは、罪なのだろうか?オリエント伯爵は、罪だと考える。なるほど、難しいことを考えないから、自殺なんかしないだろう、毎日楽しく生きているのだろう、伸び伸びと人生を謳歌できるのだろう。でも、アフリカの人よりは難しいことを考えている日本人でも、自殺しない人はいるし、楽しく生きている人はいるし、人生を謳歌している人もいる。
 いろいろなことを考えて、人は賢くなっていく。時には、壁にぶつかることもある。そうしながらも、「より良いもの」を求めていくことは必要なのではないかと考えている。多くのアフリカの人たちは、より良いものを求めることを放棄しているとしか思えない。そこに向上はない。これが罪でないと言えるのだろうか…。

 間違いなく、スーダンはイイ人の住む国だと思う。しかし、この国が止むことなく内戦を続けている国であることを知る人は少ない。国民が賢くないがためと言ってしまうことは、言い過ぎではないように思える。
 第1次スーダン内戦は、1955年に勃発している。ちなみに、スーダンは、1954年に自治政府が発足し、1956年に独立している。このことからも、スーダン内戦の根深さがわかると思う。
 第1次スーダン内戦は、大雑把に言えば、北部のアラブ系イスラム教徒と南部のアフリカ系キリスト教徒の争いである。第1次スーダン内戦は、1972年まで続いた。1983年には、イスラム法の導入を契機に、第2次スーダン内戦が勃発。この紛争は、2004年の包括和平協定(CPA)の調印、2011年の南スーダンの独立という形で幕が引かれることとなった。
 しかし、独立翌年の2012年には、ヘグリグ油田の領有を巡って「南スーダン・スーダン国境紛争」が勃発している。この紛争の決着は、今以ってつけられていないと考えていいだろう。

 南北の問題の他にも、東西の問題も抱えているのがスーダンである。こちらも内戦に発展している。ダルフール紛争と呼ばれるものである。ダルフール地域の住む人々はイスラム教徒であるけれど、アラブ系のバッガーラと呼ばれる民族と、非アラブ系のフール人、マサリート、サガワといった民族が暮らしていた。
 純粋な民族の相違だけではなく、フール人とマサリートは定住農民であり、バッガーラとサガワは遊牧牧畜民であるため、土地や水を巡る経済的対立があった。また、この地に建国されたフール王国は度々バッガーラと衝突しいたり、奴隷交易の中心地の1つであったためにフール人とアラブ系の奴隷主の競り合いがあったりと、歴史的にも紛争が絶えない場所であったと言える。
 ダルフール紛争は、南北の内戦が下火になってから激化したと言われている。スーダン政府が立ち入りを拒んでいるために、なかなか詳細は分からないのが現状であるけれど、大規模な民族浄化が行われているのは間違いないとオリエント伯爵は思っている。

 そんなスーダンとも、もうすぐお別れである。ガダーレフから国境の街に行くバスに乗り込み、2時ごろに到着。この移動の際、チェック・ポイントの1つで、おそらく少数民族であろう乗客を嫌がらせのようにいたぶる警官を目撃した。やはり、賢くないことは罪である。
 国境の手続きは、煩雑を極めたものであった。効率という概念が欠如している国民なので、わけの分からない事務作業が多い。やっと、イミグレーションを通過し、手続きは終了。その後、少しだけ残っていたSDGを使って、レート激悪の両替所でエチオピアの通貨ETBを入手する。
 なんだかんだ言っても、スーダンがお気に入りの国であることは否定できない。この国は、ホントに、イイ人が住む国である。願わくば、もう少しでいい、賢くなってほしいと願うオリエント伯爵であった。そのときには、もう少しだけ平和にも関心をもつことができていると信じたい。スーダン人全員に、「シュクラン」!!!

 無事、スーダン共和国を出国。

 これが国境かと思うような簡素なゲートを抜けて、橋を渡って、エチオピア側へ。ローカルの人たちは、ノー・チェックで行き来しているようである。普通に、拳銃持ってる金持ちらしき人もいたし…。
 エチオピア側のイミグレーションで、しばし待たされる。正直、賢い人たちが住んでいるとは思えない(笑)。まあ、これがアフリカなのだ。勘違いしてほしくはないのだけれど、オリエント伯爵はアフリカの人たちをバカにしているわけではない。この過酷な土地で暮らしているという事実だけでも、十分にリスペクトに値すると思っている。
 エチオピア側も簡素なゲート。その直前に、よく分からないカスタム。今まで一番簡素なカスタムだった。なんたって、土の地面の上での荷物チェックだったのだから…。小屋とすら、呼べない場所だった(笑)。

 無事、エチオピア連邦民主共和国に入国。

 エチオピア人は、旅人の間では、けっして評判が良くない。かなり、構えて入国した。あれれ???イイ感じじゃないですか???特に、女性が明るい!!!そして、美しい!!!スタイルもイイ!!!
 バスT(道端やった…笑)までトゥクトゥクで移動して、ゴンダール行きのバスに乗り込む。実は、エチオピアでは、夜間の移動が禁止されているようで、あまり遅くなるとゴンダールまで行けないかと心配していた。バスに乗り込んだことで、その問題は解決されたことになる…きっと…たぶん…でも、もしかしたら…(笑)。そう、ここはアフリカ。約束や契約なんて言葉は存在しないのである…(笑)。
 結果、無事に、ゴンダールまで到着。途中、どんどん標高が高くなっていくのが分かる。そして、窓から吹き込んでくる風が、どんどん冷たくなってくるのも分かる。朝までいたカッサラの標高が約500m、ここゴンダールの標高は約2000mなのだ。

 宿を探してチェック・イン。どうやら、エチオピア人は、道端をうろついている人が、いきなりガイドに豹変するという特性をもつらしい。なので、道を聞くときにも、最新の注意を払わないと、後で金銭を要求されるという結果となるようだ。まあ、なんとなく胡散臭かったので、気をつけたために被害には遭わなかったけれど!こんな動物的勘も、いつの間にか身についちゃったなあ〜(笑)。
 夕食を食べようと宿を出る。でも、まずはATM探し。エチオピアは近年になってATMが出現した国。ここゴンダールでは、1つの機械しか外国のカードには対応していないようだ。で、探して行ってみた。使えないじゃないか〜。そう、ここはアフリカ…。
 いつも使っている国際キャッシュカードはアカンかったのだけれど、どうやら国際クレジットカードのキャッシング機能ならいけるらしい。そういうわけで、初めて使ってみた。使えた〜!ようやく、現金をゲットすることができた。
 時間は21時くらいになっていた。あれっ???店、バタバタと閉まってるやんか!どうやら、ゴンダールの街の閉店時間は21時らしい…。いくつかのレストランをまわってみるものの、なんとなくアカン雰囲気が充満している…。で、オリエント伯爵は、サモサを買って宿で食べることを選択した。3人は、開いていたカフェで夕食。サモサは、驚くほど、不味かった…。

 エチオピアはキリスト教国。というわけで、久しぶりにアルコール飲料を入手することができる。当然に購入。ビールと白ワインをセレクトしてみた。3人が帰ってきて、宴の始まり始まり!!!
 ビールは美味かったけれど、白ワインは大ハズレ〜(笑)!エチオピアで白ワインを買うことは、二度とないと思われる(笑)。4人での宴は、かなり盛り上がり、楽しい時間を過ごすことができた。エチオピアの旅が始まった!!!
 

 
カッサラ カッサラ→ゴンダール ゴンダール
 

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