世界旅HOME   北アフリカ   スーダン   2013年6月  
 
ドンゴラ→カリマ カリマ→アティバラ
→メロエ
メロエ→ハルツーム
 

 

AL NASSR HOTEL



砂漠の中の1本道


今回の移動は超快適


見渡す限りの砂漠



バスに
水と食料を忘れた人〜

ハア〜ィ…



ベジラウィアの集落


まさかの豪華メニュー


無茶苦茶にイイ人達だった



ピラミッド群と御対面


近づくと こんな感じ


ちょっと離れた場所にも


砂丘とピラミッド


もう1枚♪



アフリカの夕陽は
文句なしに美しいのだ
 快適な睡眠だった…目覚ましで起きたのだけれど、寝坊しちゃいたくなったくらいに快適だった!それでも、43歳の“大人”としては、頑張って起きたのであった。まあ、大人らしからぬ失態を続けているのだけれど…。
 宿を出て、KekeさんとMさんが調べてくれていたバスTへと向かう。ところが、ここからはバスは出ていないとのこと…。スーダン人、とってもイイ人なんだけれど、こういうことは不得意なんだよね〜(ハァ…)。というわけで、トゥクトゥクにて移動。
 次なる目的地は、またまた、オリエント伯爵基準ではないものの、世界遺産に登録されているエリア。メロエという名前で登録されているのだけれど、地元ではベジラウィアという名称が一般的。更に、ベジラウィア近郊のシェンディという街が拠点となっているようだ。
 しかし、ベジラウィアはもとより、シェンディまでも、一発で移動することは不可能。途中の大きな街であるアティバラで乗り換える必要があるのだ。というわけで、アティバラ行きのバスに乗り込む3人組。バスと言っても、この時に乗り込んだのは乗用車。価格は10SDGのアップだったけれど、快適さを考えれば問題はなし!繰り返しますけれど、価格はモノとサービスの対価なのです!!!

 アティバラまでは無事に到着。なんと、近代的なバスTなんだろうか。どうやら、中国の援助で建てられたものらしい。ちなみに、中国に対する侮蔑的感情が、世界共通であることは旅人の常識。日本に住んでいては、想像できないほどに、その感情は酷いものである。
 ところが、スーダンでは、そのような侮蔑的感情を感じることはない。このあたりにも、スーダン人の人柄が表れているように思う。そもそも、援助してもらったり、経済を担ってもらっていたりしているのに、嫌うなんていうのは逆恨み以外の何物でもない。中国に対する好き嫌いはさておき、世界中の人が中国に対して抱いている侮蔑的感情に対しては、嫌悪感をおぼえるオリエント伯爵であった。
 ここアティバラのバスTで情報を収集すると、なんと、ベジラウィアにバスが停まってくれるようだ。こうして、シェンディまで行く必要がなくなった3人組。アティバラの街で、食料と水を補給して、いざ、ベジラウィアのピラミッド群へ!!!

 アティバラからベジラウィアのバス移動も快適だった。この移動は、久しぶりに普通の大型バス。クーラーも、ちょうど良い感じに効いていて、気持よく睡眠タイム!
 Mさんに起こされると、車窓からはピラミッドが見えていた。おっっ、ここがベジラウィアかぁ〜。寝起きのボケッとした頭でも、なかなかに素晴らしい場所なのはビンビン伝わってくる。
 バスを降りる3人組。3人分の荷物をバスの横っ腹から取り出して…、おっとっと、Mさんの水がバックパックから落下したようだ。それを拾い上げ、バスを見送り、Mさんにバックパックと水を手渡し…あれっ?オリエント伯爵の水と食料は???
 やっちまったぜ〜。バスの中に、水と食料を忘れちまった〜。砂漠のど真ん中のベジラウィア。当然に灼熱地獄。さてさて、どうしたものか。これから井戸でも掘るか…いやいや、そんな技術はない…。

 こんなとき、2人に頼るのが、一番安易な方法。でもね、2人だって、消費量を考えて、水と食料を準備しているんだよ。忘れたから、分けて頂戴っていうのは、大きく間違っているように思うオリエント伯爵。
 道路を挟んで、ピラミッドとは反対側に集落がある。正直、店があるようには見えない規模だけれど、ここで立ち尽くしていても、どうにもらない。「1晩くらい水なしで行ってみよう」ってなノリにならない気温であることは、バスを降りる前から分かっている。ならば、集落に行って、なんとか現状を打開するしかない!!!
 2人には、「先にピラミッドに向かっていて」と言って、オリエント伯爵は単身で集落へと向かうことにする。ところが、2人も、一緒に集落へ向かうという。「まだ暑いし」と言っていたものの、1人では心配と思ったのだろう。なんたって、このところ、失敗続きのオリエント伯爵なのだ…。2人の優しさに感謝である。ありがとうね!

 集落に近づくと、子どもたちが数人やってくる。土産物を買ってくれと言っているようだ。子どもたちには悪いのだけれど、正直、要らない…。オリエント伯爵が購入したいのは水と食料なのだから。
 今までの旅でも、物売りの子どもたちはたくさんいた。今回の子どもたちに限って「悪い」という表現を使ったのには理由がある。この集落の子どもたち、ぜんぜん、しつこくない。要らないと言うと、悲しそうな顔をして去って行くのだ。ホントに、悪いなあという気分になる。
 水と食料が欲しいというと、水だけは理解してくれたようだ。共同の水汲み場と思われるカメの場所を教えてくれた。もう見えているのに、案内までしてくれた。
 ここで、何人かの大人たちも集まってきた。1人が、じゃあ、家に来いよと言っているように思える。英語のできる人が1人いて、バスに水と食料を忘れたことを伝える。英語のできるオッちゃんは、彼に付いて行けと言っている。「ここはスーダンだ、問題はない!」と。ここは腹をくくるしかない。それで、少々の高額料金を請求されたところで、水と食料がなければ、テント泊をすることは不可能になるのだから。
 このやり取りをしている間、先ほどの子どもが、水を汲んできてオリエント伯爵に渡そうとしていたらしい。オリエント伯爵は、話をすることに集中していたので気がつかなかったのだけれど、Mさんが後で教えてくれたのだ。気がつかなくて、悪かったなあ…。ゴメンネ。

 3人組でオッちゃんの後について行く。なにやら、ゲストハウスらしき建物に案内された。いつも使っている雰囲気ではなく、客人が来たときに使うような感じ。ここで待っていろと言われた…と思う(笑)。
 待っていると、オッちゃんが水を持ってきてくれた。美味い!そして、貴重な水なんだろうなあとも思う。と思っていたら、今度は、料理を持ってきてくれた。しかも、超豪華メニューではないか!!!家にあるパンを2枚くらい買わせてもらえたらと思っていたオリエント伯爵。まさかの展開である。
 ここは、ありがたく、いただかせてもらうことに。これがまた、美味いのである。ちなみに、ヨルダンやエジプトでは、パンの味はイマイチだった。しかし、スーダンに入った途端、パンの味が一気に向上した。モチモチ感たっぷりなのだ。
 その美味いパン。そして、スープがまた美味い。トマトベースの素朴な味なのだけれど、暑さで弱った胃腸に沁み入る美味さだった。更に、生野菜の登場である。ここにかけるライムの酸味が、味を引き立てる。間違いなく、貴重な品なんだろうと思う。

 水を飲むことができたし、食べることもできた。手持ちの食料はなかったけれど、この食事で十分である。水に関しては、手持ちが欲しかったので、お願いしてMさんの空のペットボトルに入れてもらった。
 あまり長時間おじゃましてはということで、ピラミッド群へと向かうことにした。お金を渡そうとすると、受け取らないオッちゃん。いやいや、これだけのもてなしを受けて、ゼロSDGというのはアカンでしょ。結局、オッちゃんは、最後まで受け取らなかった。
 スーダンの自然環境は過酷である。だからこそ、彼らは、このような価値観をもつに至ったのかもしれない。それを科学的に証明することは、不可能に近いだろう。それでも、わたしは、そのように感じることを止めることはできない。それは、日本の中では自然環境が厳しい北海道という土地で生まれ育った者にとっては、なんら不思議ではない思考過程のように思えてならない。

 ベジラウィアの集落を後にして、ピラミッド群へと向かう3人組。なんと、ここでも入場料が必要とのこと。またまた、50SDGという高額な請求だった。で、値切ってみた(笑)。値切れた(笑)。なんと、10SDGまで落ちた(笑)。
 この1件からも、この入場料が正規のものでないのは明白(笑)。どんなにスーダン人がイイ人でも、荷物をテントの中に置きっ放しで観光する気にはならない。まあ、失態の数々をやらかしているオリエント伯爵が荷物番をするのが妥当なところだろう(笑)。
 というわけで、KekeさんとMさんの2人で入場。もちろん、オリエント伯爵だって、入場料は払いましたよ〜(笑)。まあ、荷物番とはいえ、そこからだって写真のようにピラミッドは見えるしね!2人には、とってもお世話をかけているので、なんの抵抗もなく素直に荷物番♪
 それでも、夕暮れ前に、1度戻ってきて、交代しましょうと言ってくれる2人。もちろん、この申し出は、丁重に断らせていただいた。ここは、2人が、楽しんでください。そして、そのような気を使わせてしまって申し訳ありませんでした。どうやら、オリエント伯爵、またまた、素晴らしい仲間と巡り合ったようである。ここで、「類は友を呼ぶ」と言い切れないのがイタイところだなあ〜(笑)!!!

 日没の後、暗くなる直前に、最後のスーダン人が家路へと向かっていった。こうして、3人組だけが、ピラミッド群の近くに残ったのである。真っ暗になったところで、星空とピラミッドのコラボを見るために、夜のピラミッドに近づく3人組。
 Kekeさんの撮ってくれた写真は、幻想的で、とってもイイ感じ。また1つ、ビッグ・メモリアルを創ることができたオリエント伯爵だった。そして、久しぶりに、“旅してる感”たっぷりの1日だった。
 テントに戻って就寝準備。で、寝ようとしたのだけれど暑すぎる…。庇の下に設営したのだけれど、熱がこもっているのか、不快指数が高すぎるぞ!こりゃ、寝られないなあ…。
 というわけで、1人だけ、テントをズリズリと引っ張って、庇の下から離脱させてもらった。うん、ここなら風が通る!!!と思っていたら、突然の強風が吹いて目を覚ます。時計を見たら、25時くらい…。もう、どうでもイイ…てな感じで、そのまま眠り続けたオリエント伯爵だった。
 

 
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