世界旅HOME   北アフリカ   エジプト   2013年6月  
 
アスワン→アブ・シンベル
→アスワン
アスワン→[船内]
…ワジ・ハルファ
アスワン…[船内]
→ワジ・ハルファ→ドンゴラ
 

 

YASEEN HOTEL





アスワン駅で
列車を待つ子どもたち



最初は1人で
これだけのスペースを確保

しかし
時が経つにつれて
確保し続けることが
困難になっていった



早い時間だと
これくらいのクオリティ

実際の夕食時間だと
すでにランク落ちしていた

この1食分だけ
チケット代に含まれている



アスワン港で佇むオッちゃん

毎回
この混乱を見続けて
彼は
何を思っているのだろう

きっと
何も思っていないんだろう



ついに
アスワン港を出港

ナセル湖を
スルスルと船は進んでいく

でも
この船の歩みは
驚くほど遅いんだけどね
 目覚ましが鳴る前に起床!なんだかんだで、気合が入っているようだ。朝の身支度を整えて、サイトをアップ。さあ、出発だ!!!
 早朝のアスワンの街を駅へと向かう。意外と、朝から活動しているアスワンの人々。やる気はあるのかな〜いや、そんなことはないな…(笑)。この日、スーダン行きの日本人は、6人組の他にも3人。合計9人の大所帯でアスワン駅で列車を待つ。
 定刻よりも早く出発することもあるという列車は、定刻よりも遅れて入線してきた…。やっぱり、そうなるんだね…。ちなみに、ルクソールへ行ったときに大幅に遅れたのは、カイロで大規模なデモがあったことが影響していたようだ。しかし、デモなんてなくても、しっかりと遅れてくる列車を見ていると、デモのせいにして済む話ではないと思われる…。

 列車は、アスワン・ハイ・ダム駅に到着。駅前がフェリー乗り場となっている。さあ、戦いの火蓋は、すでに切って落とされている。たかがフェリーに乗るだけで、何を大袈裟なことを言っているのだと思った方。世界には、“フェリーに乗ること=戦い”というケースも存在するのだ(笑)。
 ここで、最初の両替を試みる。ちなみに、スーダンには闇レートが存在している。そうなると、厄介なことにATMが使えない…。これは、とても面倒くさいことになる。今日現在、公定レートは、1USD=4.4SDGくらいと考えてよい。で、アスワンの港では、6.5SDGで両替することができた。
 ギリギリまで入口に近づいて待っていると、エジプトの国境警察と思われるオッちゃんと、お近づきになることができた。こういう出会も大切にしたいものである(笑)。で、その結果、他の乗客に先んじて、出国税の支払いに成功する。
 このオッちゃんからは、賄賂の請求を受けたけれども、幸か不幸かエジプト通貨の手持ちはナシ。まあ、オッちゃんも、あまり真剣に要求したわけではなかったので、大きな問題ではない。これくらいのこと、よくあることなのだ(笑)!

 どうやら、ここの入口は、乗客の入り口ではないようである。オッちゃんに、本当に入口に行くように言われる。そして、そこの一番前に並べと言われた。
 さてさて、本当に入口に行ってみると、話に聞いていたとおり、すんごい人である。こんな時に、臆するようなら、この戦いに勝つことはできない(笑)。「もう、払い終わったんだよ!」と言いながら、前へ、前へと進んでいく。というか、人をかき分けるという表現の方が正しい…。
 列(?…人混みという感じ)の前の方に行くと、前に通してくれなくなった。みんな、「俺達も終わってるんだ」と言いやがる。どうも、怪しいのだけれど、前の方にいる奴等は、英語がほとんど通じない。いや、もしかしたら、通じないフリをしているだけだったのかも…。そう、ここは戦いの場なのだ!「兵は詭道なり」とは、よく言ったものである!!!

 ゲートを開ける係員がやってきた。彼に話しかけるものの、こちらは完全に英語を解することができない。解らなくなって、パスポートの書類を見せれば一発なのだけれど、目すら合わすことができなかった。それほどに、大量の人間が、狭い入口の前に群がっている。
 ゲートが開けられた。まずは、イスラム圏らしく、女性から中に入っていく。やはり、出国税を支払っている。そう、出国税の支払いを終わっている人など、6人組+3名の他には存在していないのだ。この瞬間、怪しさは確信へと変わったのだ。
 ついに、男性が中に入ることになった。あのなぁ〜、早いうちに改善せんと、死人が出るぞ…。実際、オリエント伯爵の前の現地人は、残念なことに転んでしまった。その後の人々に踏み潰されていたら、死んでしまったかもしれない。
 もちろん、転がっている彼に引っかからないように、オリエント伯爵は通り抜けただけ。彼がどうなったかなんて、まったく分からない。正直いって、興味すらなかった。そんなことより、一刻も早く、この混雑を抜けることが大切だった。そう、「そんなこと」なのである。それが、ここの常識なのだ。転んだヤツが間抜けなのだ。実際、巻き込まれていれば、オリエント伯爵にだって、死の可能性はあったのだ…。

 で、出国税を払うために、並んでいる列へと向かう。ここには、鉄製の柵が地面に埋め込まれている。そして、ルートは、男性1列、女性1列の柵に挟まれた道しかない。これは、確実に出国税を支払わせるための策だと思われる。
 エジプト政府にとっては、出国税を確実に支払わせることは大切なことだけれど、そこに至る過程で、人間が死ぬかもしれないということには無頓着であることが良く分かる。エジプトとは、こういう国なのだ。
 で、ここに並ぶ道理はない。だから、さっきから出国税はすでに払ったと言っていたのに…。と、諦めるなら、それも1つの方法だろう。オリエント伯爵は、その方法を選択しなかっただけ。再度、「払い終わった」と言いながら、前へと進む。
 このルート、1列なんだけれど、通路の幅には2列分の余裕がある。実際に2列になっている箇所もあった。で、またまた、わけの分からん奴がしゃしゃり出てくる…。「俺達も終わってる」。絶対に、終わってませんから!!!オマエラ!!!!!
 前に進めなくなると、オリエント伯爵を後ろへと戻そうとする勢力も登場してくる。ここで、現地人ばりの大声口喧嘩(笑)。こんなとき、1歩だって引くわけがない。キッチリと、言い返させてもらう。
 勘違いしないでほしいのだけれど、別に争いごとを好んでいるわけではない。正当な申し出が、いつも通るとも思っていない。何も言わずに、何も行動せずに、諦めてしまうのが嫌いなだけである。

 なんとか、係員の1人に、コンタクトすることができた。当然に、出国税を支払う場所はフリー・パス。すでに支払っているのだから、あたりまえのことなんだけどね…。Mさんは、すでに、この場所を抜けていたようだけれど、他のメンバーは人混みの中に紛れてしまっていた。なんとか探しだして、並ばなくてもいいことを告げて、先へ向かう。
 次に、出国カードの配布&記入と、港湾使用料の印紙購入。印紙を使うなんて、どうでもいいところで洒落ている(笑)。次なる関門はカスタム。しかし、いつものようにノー・チェック。これにて、出国手続は全て終了した。
 正直、エジプトという国、あまり好きになることができなかった。日本人旅人との出会いも、ダハブ以降は、深いものにはならなかった。何に感謝すればいいのか…。そう、遺跡だけは、素晴らしかったのだ。そんなわけで、昔のエジプト人に、シュクラン(Thank you)!…(笑)。

 無事、エジプト・アラブ共和国を出国。

 で、乗船手続。完全に、アナログ形式での作業。1人1人に、恐ろしいほどの時間がかかっている。この後は、ただ船を待つだけ。船が接岸し、またまた、無茶苦茶な感じで乗船していく人々…。一説には、確保が難しいと言われている船内のスペースを、しっかりと人数分(以上?)確保することに成功した。よかった、よかった!!!
 こうして、12時前には、フェリーに乗り込むことに成功。しかし、出港は17時の予定。たっぷりと、時間があるのだ…暇だ、暇だ、暇だ。時間が経つにつれて、どんどんと乗客が増えていく。で、人数分以上を確保していた6人組は、徐々に勢力を狭めざるをえない事態となった。
 これは仕方のないこと。ただ、大量の荷物を置いて、しれっと、1人で広大なスペースを確保している現地の人もいたけれどね…。まあ、16人が座る(そうとうにキツキツになる…)スペースらしいので、そこに6人というのも贅沢なんだろうから、あまり他人のことをとやかく言う資格はない。

 時間が経つにつれて、グレードが落ちるという夕食を食べる。6人組の中で、この話を信じない人はいなかった。そう、十分に考えられるというか、そうに決っているといった感じだった。まだ、夕方にもなってなかったけれど、そんな理由で早めに食べることにした(笑)。
 それにしても、時間がなかなか進まない(笑)。時折というか、常に、フェリーの入口付近では口喧嘩が繰り返されている(笑)。最初は、興味深かったものの、それが日常になると、さすがに飽きてくるのは仕方のないことかと…。
 おそろしいほどに、退屈な時間を過ごした後、フェリーは離岸。ほぼ同時刻に、船内にて、スーダンの入国手続が始まった。手続きは、呆気ないほどに簡単に終了。そして、またまた、おそろしいほどに、退屈な時間がやってくることになった…。早く、スーダンに着かないかなあ〜。
 

 
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