世界旅HOME   西アジア   ヨルダン   2013年5月  
 
アンマン→ワディ・ムーサ ワディ・ムーサ ワディ・ムーサ→ペトラ
→ワディ・ムーサ
 

 

ワディ・ムーサの街

遠くから眺めている限りは
なかなかに
魅力的な街である

ただし
住人と関われば
ツーリステックな
街であることが分かる

でも
イイ人も住んでたりする

住民の二極化が激しい街



夜景はこんな感じ

暖かなイエローの光が
街を包み込む



ベトウィン・キャンプ

高級感ただよう演出

実際に
高級な場所である

オリエント伯爵だけなら
来ることができないほど

AknさんHrkさん
ホントに
ありがとうございました



夜が更けていくと
こんな感じ

幻想的やねぇ



昨日の夕食


今日の夕食

見た目は似ているけれど
味は格段の差

ベトウィン・キャンプの
食事は
マジで美味かった


重ねて
AknさんHrkさん
ホントに
ありがとうございました



Aknさんと

撮影日時は
最初の出会いの時
撮影場所は
死海をバックに
 さっさと、この地を去りたいオリエント伯爵。しかし、この日はペトラ遺跡には行く予定はない。それには、大きな理由がある。まずもって、ペトラ遺跡のエントランス・フィーを確認する必要がある。50JOD。ちなみに、約7000円…。日本円で見ても高いと思う価格。現地の物価を考えると、狂ったような価格なのである。
 しかし、旅人もアホではない。この狂ったような価格に対抗する作戦を編み出したのである。その作戦とは、2人がチームになって行われる。第1日目、1人が別の人のパスポートを持ち2日券を購入する。そのまま観光して宿に戻って、パスポートを返し入場券を渡す。第2日目、もう1人が自分のパスポートと昨日購入してある入場券を持ってペトラ遺跡に入場するというものである。2日券は55JODなので約半額になるのだ。
 この作戦は、「2日券シェア作戦」と水面下で呼ばれているらしい。このような作成の存在は知らなかったのだけれど、旅の途中で出会った方から教えてもらったのだ。まあ、不正行為ではあるので、「悪知恵」と言うこともできる。この作戦が成功するのは、チケットに写真が添付されないことと、初日にチケットを購入する時には名前を告げるだけでいいという条件によって成り立っているのだ。そう、第2日目に入場する人のパスポートを持っていくのは“念の為”でしかない。
 しかし、ヨルダン人とてアホではない。どうやら、最近では「2日券シェア作戦」の存在に気がついたようで、警戒しているという情報も入ってきている。実際にポリスにとっ捕まり、180JOD(約25200円)という超高額な罰金を支払った上に、入場券を購入させられたという旅人も存在したようである。ちなみに、この人、日本人とドイツ人でこの作戦を強行しようとしたらしい。しかも、第2日目に入場しようとした日本人のチケットには、ドイツ人の名前が書かれているというお粗末ぶり。当然に、2日券の半額をドイツ人には支払済みなので、「180+50+27.5=257.5JOD」という出費になったようだ。日本円にすると約36050円である。

 これらの情報を加味した結果、Tenさんとの2日券シェア作戦は危険を伴うものの、安全性は高いと判断した…いえいえ、あくまでも不正を許さないオリエント伯爵には、そんな選択肢は存在していない!
 ただ、Tenさんは諸事情のため(犯罪とは無関係)、某大使館にパスポートをホールドされている状況…という話をオリエント伯爵は信じている…ことになっている!
 このままじゃ、パスポートが必要かもしれないペトラ遺跡にTenさんは入場できないではないか。そこで、優しい日本人のオリエント伯爵は、Tenさんにパスポートを貸してあげたのである…そう、これは人助けなのだ!
 Tenさんは、理系の学生としては珍しく、遺跡にとても興味があり…きっとそうに違いない!2日券を購入して、存分に観光をする予定…あくまでも予定だけれど!!!
 もし、Tenさんが宿に戻ってきて、1日で十分だった言ったら…入場券にはオリエント伯爵の名前、そして、あと1日の有効期限…いやいや、そんな不正は許されないのだ。そうに違いない!でも、様子を見たって良いかもしれない。即決即断が正しいとは言えない時もあるのだ!柔軟な判断が必要な時もある。「柔よく剛を制す」とはよく言ったものだ…なんか違うかな???

 というわけで、オリエント伯爵は宿に残って、Tenさんだけがペトラ遺跡に出かけたのである。しばらくして、Tenさんが宿に戻ってきた。戻ってきた???
 なんと、この日はチケットの購入時にパスポートの提出が義務付けられていたとのこと。そして、提出したパスポートがTenさんのものではないと見破られてしまったのだ(←今考えると当然かも…)。更に、エントランスのオッちゃんは、Tenさんの困窮とオリエント伯爵の人助けという、心温まる話を信じることはなかったようである。で、結果、Tenさんのエントランス・フィーとオリエント伯爵のパスポートが没収されたままになっているとのこと…。
 はい、一大事ですね!!!!!

 Tenさんの言うことには、エントランスのオッちゃんは、オリエント伯爵を連れて来いと言っているとのこと。これは、行かなきゃどうしようもならないね!
 こうなったら、どのような着陸点を想定するかが大切になってくる。最悪のケースは限りなくあるわけだけど、罰金も覚悟するくらいの気持ちは必要だろう。何事も無かったように、エントランス・フィーもパスポートも返還されるのが、現実的なベストの着陸点。
 エントランスに行って、オッちゃんに説明をする。あくまでも、2日券シェア作戦などではなく、困窮と人助けの結果の行為であることを力説する。こんなときに、流暢な英語など必要ない。気持ちを伝えることが必要なのである。
 オッちゃんはポリスを呼ぶことにしたようだ。こんなところで、ビビっていたらアカンのだ。日本の地では、交通違反以外でもポリスのお世話になったことがある(←自慢できることではない…ちなみに前科はナイ!)オリエント伯爵は、ビビったりなんかしない。この度胸、我ながら素晴らしい!「芸は身を助ける」という言葉があるけれど、「経験は身を助ける」という言葉も追加してほしいほどである。

 さあポリスがやってきた。このときから心理戦は始まっているのだ。というか、最初から最後まで心理戦だろう。それ以外の戦闘は望むところではない。あたりまえだ。
 こちらの言うことは多くはない。これは良いことである。ときとして、多弁は疑惑を生むからである。必要なことだけを、しっかりと、落ち着いて、繰り返し伝えていくことが大切なのだ。
 エントランスまで来たポリスとともに、3人の上司(らしき)人と話をすることになった。同時にではない。どんどん相手が偉くなっていったのかもしれない。これが、イイ傾向なのかワルイ傾向なのかは分からない。一介の旅人しては、ただ全力をつくすだけである。
 結果として、着陸点は、Tenさんは2日券を購入し、オリエント伯爵のパスポートは戻ってきて、オリエント伯爵は明日に1日券を購入するということになった。まあ、上々の出来と言えるかもしれない。
 我々の話をどこまで信じたのかは分からないけれど、とりあえず0%ではなかったのは確かのようである。まあ、0%やったら、罰金くらいまでは楽勝でいくだろうね〜。それくらいの緊迫感だった。

 無事、パスポートの奪還に成功。

 で、オリエント伯爵は宿でノンビリ…。街に出てみれば、Tenさんが言っていたとおり、がめつい人間がたくさん…。やっぱり、ツーリスト・エリアはアカンなぁ〜。気分が悪くなる…。
 夕方になってペトラの入口へと向かう。今回は、トラブルのためではない。アンマンで出会ったAknさんと再会するためである。どうやら、ベトウィン・キャンプというところに行くらしい。でも、女性だけでは心配ということで、オリエント伯爵にお呼びがかかったというわけである。
 以前にも書いたけれど、Aknさんは、とっても気持ちのイイ娘である。一緒にいて、明るい気分になる。もちろん、今回も、とっても楽しい時間を過ごさせていただいた。

 さて、そのベトウィン・キャンプなのだけれど、思っていた以上に綺麗なところ。そこで、夕食を食べたのである。ぶっちゃけ、昨日の宿の食事とは比較にならないほどの美味さだった。マジに美味かった。
 ホントは、キャンプ・ファイヤーとか音楽なんかもあるという話だったんだけど、この日は音楽はナシとのこと…。個人的には、「どうも話が違うなあ」という気もしたけれど、AknさんとHrkさん(Aknさんの友達)はとっても大人。これといった抗議もしなかった。ときには、こういう“余裕”も必要ですね!
 女性だけでは心配ということだったんだけれど、心配の素(笑)のヨルダン人のオッちゃんは、忙しくて一緒に来れないとのことだった。だったらオリエント伯爵が同行する必要はないんだけれど、Aknさん、「一緒に行きましょうよ!」って…ホント、気持ちのイイ娘である。更に、ベトウィン・キャンプに関しての諸費用、すべてご馳走していただいた。オリエント伯爵からしたら、楽しい時間を過ごさせていただいた上に、ご馳走にまでなったというわけ。感謝、感謝です!!!

 明日は、ペトラ遺跡に行く。早起きしようかな!なんたって、日中は殺人的な暑さだからねぇ…。MRさんも、メッセで早起きした方がイイって言ってたしなあ〜。
 それにしても、次の国へと向かう旅人がやってこない…。どうやら、久しぶりの1人移動になりそうである。チキンであるだけでなく、淋しがり屋のオリエント伯爵。だれか来ないかな〜。
 

 
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