世界旅HOME   西アジア   トルコ   2013年4月  
 
アンカラ→スングルル スングルル→ボアズカレ
→スングルル
スングルル→チョルム
→スィヴァス
 

 

入口付近の城壁

修復しないほうが
イイことを教えてくれる(笑)





ローサイドは
宗教施設だったらしい



中腹の遺跡







高台には尾根沿いに
城壁と門とトンネルがあった





アッパーサイドの遺跡



王の居住地らしい



牧歌的な風景でしょ
 奇跡だ〜。昨夜は、HPへのアップなんかで夜が遅くなり、寝たのは夜中の3時を過ぎていた。にもかかわらず、なんと早起きに成功。そして、7時半のミニバスに乗ることができた。
 翌日が早いのに寝るのが遅くなった時、無意識にいつも思っていることがある。「仕事をしていたときは、よくあることだったじゃないか」というフレーズ。もちろん、気休め程度の効果しかない。でも、仕事をしていたときには余裕で起きることができたということは、やっぱり仕事というものが特別な存在だったということなのだろう。まあ、若いころには、よく遅刻しましたけれど…(笑)!

 どうやら、ミニバスは7時半の1本だけみたい。あとは、人が集まることがあれば運行されるのかな?どちらにしても、アンカラから日帰りというのはリスクが高すぎたことになる。スングルルに宿泊して正解。
 もちろん、タクシーを貸切るといった“富豪旅行”の場合は別だけれどね(笑)!キルギスとタジキスタンで出会った、遺跡大好きのAyyaさんだったら迷わず貸切ってるんだろうなあ〜(笑)。キルギスの時も、貸切だったしなあ。彼女にとっては、遺跡関連への旅だけは“富豪旅行”だった。
 そこまで遺跡に思い入れのないオリエント伯爵は、ボアズカレまでバスで向かい、ボアズカレからハットゥシャの遺跡までは歩いて行くことに。ボアズカレでバスを降りるときに、帰りのバスの時間を聞いてみると、17時という恐ろしい答えが帰ってきた。まだ8時過ぎですけど…。

 田舎道をハットゥシャの遺跡までテクテクと歩いて行く。天気が良いので、あまり苦にならない。ハットゥシャは、ヒッタイト王国の首都だったとされる。
 紀元前2000年ごろ(どんだけ昔なんだ…)、中央アナトリアにヒッタイト人が移動してきたそうだ。ちなみに、ヒッタイト人がどこから来たのかはよく分かっていないようだ。ヒッタイト人は、いくつかのグループに分かれて暮らしていたらしい。
 ヒッタイトが最初に強力な王国を築いたのは、紀元前1500年ごろといわれている。そして、この頃から、ハットゥシャがヒッタイト王国の首都として機能したようである。

 ヒッタイト王国は長きに渡って栄華を誇ったわけではない。優れた王が現れれば、国は強大になり他国にも遠征を行う。しかし、王が代わり勢力が衰えれば、反対に攻撃されて領地はグッと縮小したようだ。
 紀元前1200年ごろ、ヒッタイト王国は完全に滅亡したとされる。その原因はよく分かっていない。「海の民」と呼ばれる勢力が原因ともされている。そうなれば、ギリシャのミケーネ文明の滅亡と同原因となる。もちろん、異説は様々あるのだけれど。

 今から3500年くらい前のハットゥシャの遺跡…気が遠くなる。というわけで、この遺跡を楽しむには、かなりの想像力を必要とする。でも、広大な敷地に首都が建設されていたことはよく分かる。そして、ある程度整備もされている。ただし、立体的ではない(そこまで整備すれば空想に近くなってしまうだろう…)ので、やはり素人には限界があるのも事実。
 観光地としての「ハットゥシャ」の評価は、「★★★☆☆」である。遺跡自体のインパクトは“デカイ”というくらい。しかし、かつての大王国の首都とは思えないほど周囲の風景が牧歌的であること。それが、“過去の栄華”というハットゥシャの現状と、おそろしいほどにマッチしている。すべてをひっくるめて、星3つとした。

 さてさて、いくら広大なハットゥシャ遺跡とはいえ、17時まで見学できるハズ…はない。それでも、3時間以上かかったのだから、ハットゥシャの遺跡が凡庸でないのは確かである。
 ボアズカレの街までは近道が存在していた。街は小さく、ほんとに田舎街である。案の定、スングルルまでのバスは17時までない。ボアズカレからスングルルの街までは30キロくらいあるので、すべてを歩くことは不可能。こんなときには、選択する手段は1つしかない。そう、ヒッチハイクである。

 テクテクとスングルルに向かって歩き始めるオリエント伯爵。天気はボチボチだし、周辺の風景は牧歌的だし、悪くはない感じである。何台か車は通るものの、近所までらしいゼスチャーをしながら通り過ぎていく。いやいや、近所まででもいいんですけど…。
 思った以上に車が停まってくれない。他人の好意をアテにしているのだから文句は言えない。でも、停まってくれないという事実は事実。そのうちに、最悪の事態が発生。突然の豪雨である…。いやいや、すんげぇ雨だった。いつもならば、持っているのに使わない傘。この時ばかりは、使うことにしたほど。
 そんな激しい雨の中、1台の車が停まってくれた。やったぁ!!!どうやら、途中まで行く車らしい。ありがたく乗車させてもらうことにした。少し距離を稼げた。しかも、車を降りた途端に雨は小降りになり、そのまま止んでしまったではないか!

 雨上がりの爽快な天気の中を、テクテクと歩き出す。ところが、ここからは車さえ通らない(笑)。いやいや、車が通らないとヒッチハイクのチャンスすらないではないか。
 すると、突然に、空が暗くなった…。で、またまた雨が降り出した。ところか、この日の運命の女神はオリエント伯爵を敵と思ってはいなかったようだ。1台の車が停まってくれた。ヒッチハイク成功!!!
 英語がないなかでのコミュニケーション。幹線道路までは行ってくれるようである。と思っていたら、スングルルに行く車だった。なんという幸運なのだろう!!!結局、このオッちゃんにスングルルの街まで乗せてもらった。

 空腹感がハンパなかったのでドネルを購入。この店のオッちゃんが、またイイ人。アイランという「飲むヨーグルト」のようなものを、サービスで付けてくれた。宿に戻ると施錠中…。でも、隣の店のオッちゃんが電話をして宿のオッちゃんと連絡してくれた。なんか、今日、イイことが多すぎるように思える(怖)!
 ちょぴり昼寝して、明日の移動について宿のオッちゃんから情報収集。オッちゃんが英語が話せないだけじゃなく、目的地までの直通バスがないので、よく分からないんだけどね。その後、夕食は同じドネル。ビールを飲んで、日記を書いて、アップしてという感じ。明日も早起きしたほうがいいのかな〜。
 

 
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