
Anchi Guesthouse
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ネウムの街

再び“冬”が近づいた

見事なまでの「河岸段丘」
ちなみに
この川に架かっていた
鉄道橋は
落とされたままになっていた |
朝の8時に出発するバスに乗り込む。ここから、今日の目的地であるサラエヴォまで移動するには、一度、道を引き返す必要があるようだ。そんなわけで、またまた、クロアチアを出国して、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ領であるネウム(Neum)という街を通って、クロアチアに入国してということになった。もちろん、行きと同様に、パスポートのチェックのみである。 クロアチア領に入ってまもなく、バスは右折して内陸へと進んでいく。ほどなく、国境地点に到着。これでアドリア海とも、しばしのお別れである。アドリア海は、本当に美しかった。そんな素晴らしい風景を見せてくれて「フゥワァラ=Thank
you」!
この国境、出入国の場所が分かれていない。厳密には違うのかもしれないけれど、まったく気がつかなかった。ちなみに、手続きは、バスに乗っている乗務員が代行してくれるパターン。
無事、クロアチア共和国を出国。
無事、ボスニア・ヘルツェゴヴィナに入国。
でも、パスポートをチェックしてみると、出国印も入国印も押されていない。乗務員に言ってみたけれど、「イミグレのポリスが押さなかったんだよ」との話で終了。 まあ、こんな対応は日本以外の国では当たり前なわけで…。もし日本ならば、パスポートを預かった時点で、預かった乗務員が責任をもって手続きをするという暗黙の了解が存在している。でも、多くの国では、そんな“責任”は存在しないのだ。「ハンコを押すのは、オレの仕事じゃないから知らないよ」というスタンス。まあ、なんとかなるでしょう。念の為に、バスに乗っていた他の外国人に聞いてみると、やっぱりスタンプされていないとのこと。
バスはボスニア・ヘルツェゴヴィナの国内を進んでいく。この国では、1992〜95年まで、「ボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争」と呼ばれる激しい内戦が繰り広げられた。 内戦の“生々しい傷跡”は残っていない。でも、内戦の“傷跡”は、いたるところに残っている。内戦から約20年が経ち、ボロボロになって放置されている家が目立つということはない。黒焦げの建物にいたっては、見かけることさえなかった。しかし、建物の壁には、無数の銃弾痕を見ることができる。この国では、それは特別なものではなく、“日常の風景”となっているようだ。それほどまでに、“普通”なのだ。
サラエヴォに近づくにつれて、季節は逆戻りを始めたようである。路肩には雪が目立つようになり、遠くの山々は白く染まっている。休憩地点で車外に出る。アドリア海沿岸よりも、寒さが増しているのは間違いないようだ。 サラエヴォには昼過ぎに到着。宿まで歩きチェック・イン。近くのスーパー・マーケットで簡単に買い物をして晩飯。どうやら、今日の夜もまた事実上のシングルとなったようである(笑)!!! |