世界旅HOME   南アジア   イラン   2012年9月  
 
エレバン→[車内]…テヘラン エレバン…[車内]→テヘラン テヘラン
 

 

入国前からお世話なっていた
ザーフェズさん



国立博物館にあった展示品

この王様
なんか可愛らしい



ペルセポリスから
発掘されたものらしい

ちなみに
有名な王様らしい
 バスは夜中に夕食タイム。イラン通貨を持っていないというと、出入国のときにお世話になったイラン人のザーフェズさんに夕食をご馳走になる。いきなり、昼食時に受けた親切を、大幅に上回る親切。でも、実は昼食時も、あまりお金を持っていない(これから出国するので…)オリエント伯爵にたいして、「これも食いたいか?」てな感じの話はしていただいていた。
 これは、実際に体験した者でしか分からないと思うのだけれど、イラン人の親切は、単に“ご馳走してあげる”という感じではない。大切にしているのは、「お金」ではなく「心」であることが伝わってくる。日本で言うと、可愛がっている後輩に“おごる”感覚だろうか。少なくてもオリエント伯爵は、お金を払ってやったというよりも、可愛がっているからという想いであった。
 こうして、イラン入国最初の食事は、とっても美味かった!何が美味いって、コメですよ、コメ!!!後で聞いたのだけど、イランではコメを炊く(煮る)ために、柔らかく仕上がるそうである。これは、中央アジアやカフカスの店では味わえない。イランの食事がイマイチという話を聞いていたけれど、少なくても、オリエント伯爵にとってはまったく問題がないようである。どころか、美味いぞ〜!!!

 食後は、またまた爆睡。気づくと、朝になっていた。バスは快調に南東に進んでいく。ところどころで、乗客が降り始めだした。テヘランが近づいてきたようである。えっ、まだ7:00頃ですけど!なんと、チンタラ走っていたと思っていたこのバス。イラン入国後に姿勢を改めたらしく、超快調に飛ばしていたようである。
 テヘランのホストの方に伝えてある到着時間は10:00。エレバン出発から、ちょうど24時間後の時間を伝えていた。う〜ん、いくらなんでも早すぎだろ…。長距離バスの法則、「早く着いてほしい時には遅く着くし、遅くついてほしい時には早く着く」。この法則も社会科学的には証明されていないけれど、経験上、間違いないと思われる(笑)!
 実際には、笑いごとではない。ザーフェズさんはホストの方に連絡を入れてくれると言っていたけれど、連絡が早すぎればホストの方が電話に出ない可能性は“大”である。そうなると、とっても困るのだ。今日は金曜日。イラスムの国では休日である。それは知っていた。でも、両替店まで休みになるとは知らなかった…。そう、オリエント伯爵はイラン通貨を1IRRも持っていないのだ。公衆電話すら掛けられへん!

 バスは、「長距離バスの法則」に基いて、8:00前にテヘランに無事に到着した。8:00頃にザーフェズさんに電話をしてもらうものの、ホストの方は出なかった。そりゃそうだ。後でホストの方から聞いた話では、サイレント・モードにしていて気がつかなかったようである。なにより、予定の時間よりも早過ぎることがすべての元凶であることは言うまでもない…。
 ここで、ザーフェズさんとはお別れ。1時間ほどバスTで時間を潰すことにする。まあ、時間潰しは慣れている。9:00になったので、電話をかけてくれる人を探すオリエント伯爵。他の国では、こんなことしても無駄だろうな〜。イランだからこそできる“人探し”。
 タクシーの運転手さんが電話をかけてくれるとのこと。テヘランのタクシーと言えば、旅人の間では評判が悪いんだけど、そんな事ないじゃん!このタクシーの運転手さんのおかげて、ホストの方と連絡することができた。

 なんと、ホストの方、すでにバスTに来てくださっているとのこと。マジですか?そんな優しくして、いいんですか?そんな優しくされて、いいんですか(←これはアカンかも…)?
 無事、ホストの方と出会うことができた。彼女の名前はソフィーさんといい、日本に住んでいた経験があるそうである。このソフィーさん、日本語が無茶苦茶に上手い…というか、日本人と同じ感覚で話ができるのだ。
 電話で話をした第一声の「日本語で話していいですよ」というセリフがあまりにも普通で、この人はイラン人ではなく日本人なのでは?と思った程である。更に、簡単なツッコミとボケくらいは難なくこなす。不思議な話ではあるけれど、久しぶりに関西っぽい(オリエント伯爵はあくまでも北海道人です:笑)、楽しい話をすることができた。

 まず、バスTで次の目的地までのチケットを購入。早速、ソフィーさんに借金である…。ソフィーさん、オリエント伯爵が悪いヤツだったらどうするんですか?
 その後、テヘランの街を案内していただき、昼食を食べる。やはり、イランの料理は美味いぞ!!!少なくても、オリエント伯爵にとっては食欲がわくぞ!!!日本人にとって、美味いコメって大切なのね〜。
 この間、ソフィーさんといろいろな話をする。いやいや、本当に、楽しい方である。そうそう、ソフィーさんは女性であるけれど、既婚者ですので、いらぬ心配は御無用ですので…念のため。

 イランというと、女性は黒いベールを被って、素顔を見ることなどできない。まして、一介の旅人が女性と話をすることなど、もっての外である。てなイメージ持ってませんか?オリエント伯爵は、少なからず、持っていました。いくら、他の旅人から話を聞いても、心のどこかで持っていました。
 少なくても、テヘランに限っては、そんなことはまったくありませんねぇ〜。女性はオシャレに気を使っているのが見て分かるほど、センスも良いとオリエント伯爵は思った。そして、イラン女性、驚くほど美しいんですねぇ〜。これは、イランと民族的に近いタジキスタンでも思ったこと。
 ちなみに、ソフィーさんも、とっても美人です。日本のバーのカウンターにいれば(バーというシチュエーションに無理があるかな…)、間違いなく声をかけられますね!!!というか、オリエント伯爵なら、間違いなく声をかけますね!!!ただし、繰り返しますけれど、既婚者ですので、いらぬ心配は御無用ということで…。

 このような、楽しくて美しいソフィーさんと午後まで街をブラブラする。というか、オリエント伯爵、バックパックを背負ったままだったので、ブラブラするという表現を使うほど歩いちゃいないけれど…。
 16:00から、ソフィーさんが友人達と会うというので、一緒させてもらうことに。「6人は集まるかな〜」と言っていたソフィーさん。はい、20人近く集まりました(笑)!!!何度か笑いを取ることができたので、オリエント伯爵は大満足(笑)!!!本当に、楽しい時間であった。
 その「集会」(ソフィーさんが使った表現。そりゃ違うでしょ!2人して爆笑。という話ができるほど、ソフィーさんの日本語は完璧)はテヘランの北にある小高い公園で催されていた。「集会」が終了して、テクテク下ってくるとソフィーさんの御主人が待っていた。預かってもらっていたバックパックを受け取り(正確に言えば、既に、御主人の車に移されていた…こんなところにもイラン人の親切を感じる)、ソフィーさんの実家に向かう。テヘランでの滞在先は、ソフィーさんの実家になるようだ。

 ソフィーさんが日本で暮らしたことがあるのは、御両親が日本に留学したことがあるため。今でも、御両親とも研究者であるとのこと。そして、到着したソフィーさんの御実家…すごすぎる…。
 一言で言えば、豪邸ですね。でも、それ以上に素晴らしかったのは、御両親や御兄弟の人柄。オリエント伯爵のこれからの生き方に、大きな影響を与えられほどのインパクトを受けた。もし、命あるままで日本に戻ったのなら、“人を迎える”ということを考え直すことにしよう。
 夜遅くから夕食。こんなに本格的な夕食となるとは思っていなかったオリエント伯爵。買い物をしているときに、ソフィーさんに「夕食の代金はいくらくらいお支払いしたらいいですか?」と質問したことが恥ずかしくなった。この時の夕食の代金を払うとすれば、正にプライス・レス。値段なんか付けられない。
 今日1日だけで、ソフィーさんの御家族から受けた影響は計り知れないものとなった。「イランって楽しいな〜」という単純な思いを超えて、とっても深いことを考えさせてくれるソフィーさんの御家族であった。

 ちなみに、この日あったことは、濃すぎて、書ききれていません。本当に、素晴らしい1日でした。
 

 
エレバン→[車内]…テヘラン エレバン…[車内]→テヘラン テヘラン
 

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