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アルツァフ
  2012年9月  
 
トビリシ…[車内]→エレバン エレバン→ステパナケルト ステパナケルト→シューシ
→ステパナケルト
 

 

エレバンと
ステパナケルトを結ぶ
国際バス(?)



アルメニアと
ナゴルノ・カラバフの
国境にはためく国旗

両国の国旗は
ほぼ同じデザイン

それ以上に
奇妙に思うのは
国境に両国の国旗が
並んでいること



2日連続で
ウエルカム・ビール

*当時は、ナゴルノ・カラバフという事実上の独立国。
*その後、アルツァフと国名を変更。
*現在は、アゼルバイジャンに再統合。


 昨日のコニャックの負の遺産が残り、予定よりも少々遅くに起床したオリエント伯爵。まあ、寝坊したというほどではない。予定通りに、本日、移動である。移動先はナゴルノ・カラバフ共和国。
 カフカスは南北に分かれている。北カフカスはロシア領であり、多数の共和国が存在している。ちなみに、チェチェン紛争の舞台となったチェチェン共和国も北カフカスの共和国の1つである。
 南カフカスはソビエト領だったけれど、現在はロシア領ではない。ソビエト解体とともに独立を果たしている。国連加盟国は3ヶ国。アゼルバイジャン・グルジア・アルメニア(訪問順)である。
 しかし、実際には、グルジアからアブハジアと南オセチアが、アゼルバイジャンからナゴルノ・カラバフが独立している。また、アブハジアと南オセチアの背後にはロシアが、ナゴルノ・カラバフの背後にはアルメニアが存在していることは、国際社会では常識である。
 そもそも、どうしてこのようなことが起こったのかといえば、ソビエト時代の無茶苦茶な線引に原因がある。本当に、ソビエトという国はろくなことをしない国である。
 今回訪れるのは、アゼルバイジャンから事実上独立しているナゴルノ・カラバフである。こうした状況のため、ナゴルノ・カラバフに入国した者は、アゼルバイジャンに入国することはできない。ちなみに、オリエント伯爵は、すでにアゼルバイジャンを訪れているので問題はない。

 マルシュでバスTまで移動。そこで、両国の首都を結ぶ国際バスに乗り込む。といっても、普通のバスだけどね!このバスが通る道、アルメニアは山がちな国であることを実感できる。とにかく、クネクネしているのだ。
 クネクネした道をバスは進む。オリエント伯爵は、昨日のコニャックの影響だろう爆睡だった…。爆睡していたのにクネクネしているのが分かるのかと突っ込まれそうである。分かるのだ。クネクネしすぎて、頭を窓ガラスに強打すること十数回…。
 9:30頃にエレバンを出発したバスは、12:00頃に昼休憩、15:00頃にトイレ休憩。トイレ休憩から間も無くして、バスは国境に到着した。国境といえば、出国ポイントがあり、その先に入国ポイントがあるのが常識。もちろん、それぞれの国が、それぞれのポイントを管理しているのも常識。
 しかし、この国境では、出入国ポイントがあるのみ。管理も一元化されている。こんな国境は、今までで初めてである(当然だ…)。両国が事実上は同じ国なのを象徴している。そんな国境なので、問題になるはずもなく…。

 無事、アルメニア共和国を出国。

 無事、ナゴルノ・カラバフ共和国に入国。

 聞かれたことは、査証の有無だけ。外国人には、査証の取得が義務付けられているのである。さて、ここで「あれっ?」と思った方は素晴らしい。ナゴルノ・カラバフはアルメニアしか承認していないので、ナゴルノ・カラバフ大使館はアルメニアにしかない。オリエント伯爵がアルメニアに着いたのは昨日。昨日は土曜日。大使館はクローズしている。
 そう、オリエント伯爵は査証を持っていないのである。でも、心配は無用である。なんと、ナゴルノ・カラバフ国内で、ナゴルノ・カラバフの査証を取得することができるのである。でも、今日は日曜日。でも、心配は無用である。月曜日に取得すればいいのである。う〜ん、こんな査証、廃止しませんか?

 宿にチェック・インして、晩飯を食べようと街に出る。ステパナケルトは綺麗な街である。でも、いつアゼルバイジャンとの紛争が再燃するか分からない土地であることも確かなのである。
 食べるところを探していると、2人のナゴルノ・カラバフ人と仲良くなる。結局、俺達もこれから食べに行くんだという2人と一緒に、車に乗ってレストランに行くオリエント伯爵。ちなみに、危険なこともあるので同様の行動は自己責任で。結局、2人はコーヒーだけで、オリエント伯爵だけ食事をすることに。にもかかわらず、ご馳走になってしまったオリエント伯爵。
 その後も、コーヒーを飲んだり、街をテクテク歩いたりと楽しい時間を過ごす。言葉はあまり通じないけれど、なんか楽しいんだなあ!この街の人達は、本当にフレンドリー。たとえ女性でも、こちらから「ハロー」と声をかけると「ハロー」と返ってくる。
 これは、もしかすると、良い国リストに仲間入りするかもしれない国に出会ったかな???最後に、明日も会うことを約束して、2人とは別れたのであった。
 

 
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