世界旅HOME   中央アジア   キルギス   2012年8月  
 
サリタシュ→オシ オシ オシ
 

 

キルギスからのエアメール
 8月6日の日記と同様のことを書かせてもらう。今日は8月9日。UASが日本の長崎に原子爆弾を投下した日。今から、67年前の1945年のことである。USAがどのような奇言を述べようとも、この行為が人類史上最悪の虐殺行為の1つであることは明白と思われる。
 亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、核兵器を含む虐殺兵器が、世の中から消滅することを願わずにはいられない。この旅では、戦争の傷跡の残る国をいくつも訪ねた。「平和」の大切さを、今まで以上に痛感したオリエント伯爵である。

 朝起きて、シャワーを浴びて、洗濯をして、日記を書く。あっという間に昼になったので、昼飯を食べに近くの食堂へ。この食堂のラグマンは美味い。でも、そろそろ、違うものも食べたくなってきたなあ〜(笑)!
 サリタシュ(Saritashu)付近で、やっとキルギスらしい風景と出会えたのでエアメールをかく。モチーフが見つけられないために、キルギスからのエアメールの送付を断念しかけていたのだ。
 郵便局までエアメールを出しに行くものの、なかなか郵便局が見つからない…。それもそのはず、改装工事中で、一見すると内部で業務をしているとは思えない外観。まあ、無事に、エアメールを出せたので、良しとしよう!!!
 宿までの帰り道、スイカを購入。この瞬間、今日の晩飯はスイカに決定した。低価格(50キルギス・ソム/ビール1本とほぼ同じ)で、水分も糖分も摂取できるので、スイカは重宝する食べ物である。

 それにしても、日程とルートが決まらない…今回のタジキスタンの紛争が、こんなにも旅に影響を与えるとは思ってもみなかった…。



 原子爆弾の投下以外にも、今日は、オリエント伯爵にとって、特別な日である。以下、旅日記とは無関係なので、興味のない方はスルーしていただきたい。

 今から24年前の1988年4月、オリエント伯爵は大学に入学した。大学を選んだ基準は、大学共通第1次学力試験(共通一次/現在は大学入試センター試験)の獲得点数に見合った学校であることが絶対条件。その他には、2次試験に英語がないことと、自宅から通えないことである。将来のことなど、まったく考慮に入れていないことが、当時の世相を反映しているといえる(笑)!
 まだ18歳のオリエント伯爵は、はっきり言って幼かった…。今のオリエント伯爵からは、想像できないくらいに幼かった…。そんな幼いオリエント伯爵を大人に近づけてくれた同期生が2人いる。2人には、心から感謝している。ちなみに、2人は北海道のごく近い(北海道感覚だけれど・笑!)場所で、同じ職種(オリエント伯爵も同じ)に就いている。
 大学時代は、大人に近づけてくれているなんて思っていなかった。1人はいわゆる“親友”であると思い、1人はいわゆる“恋人”であると思っていた。いや、彼が親友であり、彼女が恋人であったことは間違いない。言いたいことは、それ以上の存在であるとは思っていなかったということである。ちなみに、「彼=親友」は現在形だけれど(たぶん…)、「彼女=恋人」は過去形である。

 今日、8月9日は、その彼女の誕生日である。めでたく、44歳になったはずである(笑)。2人が別れたのは、就職した年。既に、20年近い月日が流れているだけでなく、別れてから2人が会ったのはたった3回だったと記憶している。なので、今現在、彼女のことが好き(こんな言葉をスラッと使う42歳のオリエント伯爵・笑!)かどうかすら分からない。今の彼女のことは、ほとんど知らないのだから当然であろう。
 それでも、彼女の誕生日を覚えていて、それを特別な日だと思っているということは、“特別な人”であることに間違いはないのだろう。未練とも違う、とっても、不思議な関係なのである。たぶん、オリエント伯爵にも彼女にも、上手く説明はできないだろう…。

 彼女との“想い出”は、山のようにある。どこにでもある大学生の恋愛話から、TVのドラマかと思うようなエピソードまで…。このHPは日記なので、それらをここに書いても何ら支障はないと思う。でも、止めておくことにする…。理由は、とりたててないけれど…。
 恋人ではなくなってからのエピソードを、1つだけ書くことにする。2人が最後に会った時のことである。2011年の3月。10年以上も会っていなかった2人の再会である。

 当時、オリエント伯爵は、仕事をしながら大学院にも籍をおいていた。大学院のゼミの教授は、“恩師”と呼ぶにふさわしい方で、本当にお世話になった(これからも、お世話になるかもしれない)。また、同期のゼミ生はすべて現職の方。加えて、同期のゼミ生の年齢はほぼ同じ。でも、そうしたこと以上に気が合った。素晴らしい仲間だった(今も仲間だと思っている!)。
 こんな素敵なゼミだったので、「修了前にみんなで旅行に行こう」という話が以前から盛り上がっていた。行き先は北海道。そして、旅行のルート上には彼女の暮らす街があった。
 京都に居を移して以来、北海道に行くことがなかったオリエント伯爵。行きたくなかったわけではないけれど、驚くほどの悪妻がいる家庭事情では、北海道に行くことなど到底不可能であったのだ。

 彼女に会いたいと思ったものの、2人の関係は年賀状のやり取り(が続いていたのも不思議といえば不思議…)だけ。知っているのは、自宅の住所と電話番号だけ。携帯電話の番号もメールアドレスも知らない。更に、お互いに家庭もち。更に、彼女の暮らす街を通るのは平日の昼間(つまり彼女は仕事中)。
 自宅に電話をかけることは論外である。オリエント伯爵は、彼女の夫とは面識がない。面識はないけれど、彼女の夫がオリエント伯爵の存在を知らないとは思えない。当然に、オリエント伯爵の存在が、彼女の夫にとって心地良いはずはない。更に、今現在の彼女にとって、オリエント伯爵の存在が、わざわざ“会いたい”と思うほどのものなのかが分からない。こんな状況で、自宅に電話をかけるのは、あまりスマートな選択肢とはいえない。
 オリエント伯爵は、彼女の職場に手紙を送ることにした。われわれの職種は、少し調べれば職場を特定することは簡単である。個人宛ての郵便物が届くことも多いので、手紙が送られてきても同僚が違和感を覚えることもない。職場に送るので、彼女の夫が気づくこともない。更に、彼女がオリエント伯爵と会いたくないなら、送られてきた手紙の存在を忘れてしまえばいい。
 ちなみに、この方法を最初に使ったのは彼女である。以前に会った2回のうちの1回は、彼女からオリエント伯爵の職場に届けられた手紙が契機となっていた。

 こうして、2人は、10年以上の歳月を経て再会した。残念ながら、この時の再会には、ラブ・ストーリーは一切なかった。彼女は昔と変わっていなかった。もちろん、年はとっていたけれど(笑)!そして、それはお互いさまだろう(笑)!!!

 今現在、彼女は、このHPの存在はもとより、オリエント伯爵の現状すら知らない。多くの友人と同じく、彼女にも知らせずに、日本を旅立ったからである。
 旅の途中で、連絡を取ろうとしたことがある。しかし、彼女の携帯メールはPCからのメールをブロックする設定になっているようで連絡が取れない…。オリエント伯爵のために一肌脱いで、ブロックを外すように彼女に連絡してくれる方、募集しております!!!もちろん、その連絡の後、彼女がブロックを外すかどうかは、別の話だけれど。
 

 
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