世界旅HOME   南アジア   インド   2012年6月  
 
カジュラーホー…[車内]
→ボーパール→サンチ→
ボーパール→[車内]
…アウランガーバード
ボーパール…[車内]
→アウランガーバード
アウランガーバード
→アジャンター
→アウランガーバード
 

 

疲れきった1日
贅沢に果物を食べる
そして
贅沢にビールを飲む



インドのオムレツ

日本で言えば
ただ卵を焼いただけ



急にパンが美味くなった
完全に
小麦文化圏なんだなあ
 深夜、ボーパール駅に歩いて向かう。初めてウエイティング・チケットを扱うので、勝手がまったく分からない…。ここは基本に忠実に、駅員に聞くことにする。んっ…誰に聞けばいい…???
 インド鉄道に従事している職員は多い。それは、駅に行けば、一目瞭然。でも、いざとなると、頼りになりそうな人がいない。誰もが、職場にいるのに仕事をしていない…というか、仕事をしている振りさえしていない。君たち、オリエント伯爵がいままで訪れた国の中でも、仕事に関するモラルは最低ですよ〜。
 唯一、仕事をしている雰囲気があるのは窓口の職員。そこに行って、ウエイティング・チケットを見せて聞いてみる。見事なまでに、いい加減な説明が返ってきた…。「そこんとこにリストが貼ってあるから見てみな」。

 リストを見てみると、オリエント伯爵の名前が書いてある。これは、ウエイティングが成功したということか?でも、次にどうすればいいんだ?先程の窓口に戻って聞いてみても、教えるつもりはゼロ…。名前はあるけれど、座席番号とか書いてないよと言ったら、それは問題だねなんて答えが返ってくるだけ…。
 こいつに聞いたオリエント伯爵が、間違っていたことに気がつく。インド鉄道の職員を切り捨てることにして、乗客にターゲットを絞る。1人の親切そうなインド人に聞いてみる。ここで、ウエイティングが失敗したことが分かる。それならば、アホみたいに高額なACチケットを持っている必要はない。自由席に切り替えることにしよう。

 しかし、別の窓口で聞くと、切り替えはできないとのこと。どこからともなくしゃしゃり出てきたインド人が、「20インド・ルピー払ってキャンセルして、今日は出発できないね」と声をかけてくる。少し黙ってろ。なんの解決にもならないセリフを聞くほど暇ではない。当然、完全に無視して、先程の親切そうな(親切だった)インド人に聞いてみる。
 どうやら、自由席に乗るしかないようだ。それについては、覚悟していたので問題ない。しかし、チケットの切り替えはできないようだ。深夜だったからかもしれない。多くのインド人も、そのあたりのシステムは、よく理解していないようだ。いろんな人に聞いたけれど、全員が要領の得ない説明しかしなかったから確かだと思う。

 このあたりから、「出来事を楽しむ」なんて心の余裕は消えていた。ネット情報では、簡単に切り替えができるようなことが書かれたいたけれど、相変わらずネット情報があてにならないことを実感。そもそも、ウエイティングすることを想定した情報なんて、ほとんどなかったのが現実。他の日本人があまりしないことをしているようだ…。ならば、オリエント伯爵が開拓しようじゃないか!!!
 鉄道職員にも、乗客にも、聞きまくった。鉄道職員は、完全に相手にしてくれない。乗客は、要領を得ない。列車の出発時間は完全に過ぎている。遅れがちなインド鉄道、この時ばかりは“GOOD JOB”である。

 ついに、「チーフ・チケット・インスペクター」という肩書きが書かれた部屋で問題は解決する。彼だけは親切にオリエント伯爵を部屋に招き入れ、「まずチケットと同じカテゴリー(3A)の車両に乗り込み、次にチケット・チェッカー(日本でいえば車掌さんかな?)に聞けばいい!」と教えてくれた。
 こんなアドバイスを待っていたのだ。上手くいかなかった時に、上手くいかなかったねという声はいらない。どうすれば、解決できるかを知りたいのだ。彼は、列車が25:45に入線することも教えてくれた。ちなみに、定刻は23:20である。

 ついに列車が入線。3Aのカテゴリーの車両に乗り込む。ここで登場したのが、アテンダントという肩書きの男。ベッドはないと言う。そんなことは知っている。またまた、いらない情報を得意げに押し付けてくるヤツが現れた。
 チケット・チェッカーと話をしたいんだと繰り返す。このアテンダントと話していても、問題は解決しないことは明白だからだ。チーフ・チケット・インスペクターが言っていたことを繰り返すものの、チケット・チェッカーは寝ているので話はできないとのこと。
 そして、デッキで寝たいなら50インド・ルピー払えば寝かせてやると言ってくる。なに偉そうに喋ってんだ。オリエント伯爵は、こんなヤツは嫌いなのだ。秒殺で断り、頑なな態度を取り続けるオリエント伯爵。相手もAC車両から出ていけと言い出す。バカ高いチケットを買わせておいて、FAN車両になんか行くか!!!
 これがインドのルールならば、そんなルールはぶっ壊せばいい。正規のチケット(ウエイティング・チケットは正規ではない)も持っていない、賄賂も払わない、車両からも出て行かない、そして絶対に折れないというオリエント伯爵の態度。困ったでしょうね〜。それでいいんです。ルールをぶっ壊そうとしてるんだから。ザマアミロ!!!!!

 1時間近く問答を繰り返した結果、アテンダントは強硬手段に出る。有無を言わさず、オリエント伯爵を車両から追放する作戦に出た。強行手段に出られては、なすすべがない。それでも、強い口調で最後まで抵抗し、車両を移動する際は殺気を漂わせた瞳のまま。
 車両を1つ分だけ移動したところにあるデッキに連れて行かれ、「ここで、いいだろ」と言われる。「いいわけないだろ」と答える。殺気は、まとったままである。この旅で、ここまで殺気を放ったのは初めてである。日頃は、温厚なオリエント伯爵なんですよ〜!
 でも、このデッキ、まだAC車両に挟まれている。ぜんぜん、FAN車両じゃないよ???どうやら、アテンダントの彼は、ここにいられないと言い出してしまった手前、オリエント伯爵を移動させないといけない立場に自分を追い込んでしまったようだ。でも、オリエント伯爵の頑なな態度とチーフ・チケット・インスペクターの言葉が気になったのだろう、FAN車両にまで連れて行く勇気はなかったようだ。この小心者め。ザマアミロ!!!!!

 朝になり、乗客が起き出す。オリエント伯爵は、当然に、ほとんど寝ていない。8:00ごろにアテンダントの彼が近づいてきて、「ベッドが空き出すから移動しな」と声をかけてくる。
 最初っから、「朝まで待ってね!」と話をしていれば良かったでしょ。こっちだって、ウエイティング・チケットしか持っていないことは分かっているって何回も言っただろ。問題を解決しろ。そのために、あんたは列車に乗ってるんだよ。
 そうは言っても、仕事のできない彼は、なんのアクションも起こさない。彼には、問題を解決するというジャンルの仕事をする能力はないことを再認識する。だったら、仕事をさせてやろうと思い、あえてアクションを起こさないオリエント伯爵。
 すると、ドアの近くの乗客が手招きをする。「もう起きたので、上のベッドは使わないからどうぞ」とのこと…ありがとうございます!!!そのベッドでは、もちろん爆睡だったとさ!!!

 列車は大幅に遅れてアウランガーバード駅に到着。宿を探してチェック・イン。次の目的地までの列車チケットをゲットして、今日のミッションは終了。ちなみに、次のチケットは、当然に、ウエイティング・チケットではなかったとさ!!!
 

 
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