世界旅HOME   南アジア   インド   2012年6月  
 
アーグラ
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カジュラーホー
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ラクシュマナ寺院


エロチックなレリーフ


いわゆる3Pですね
奥の人は目を覆ってますね


マニアックな
レリーフですね


カンダーリヤ
マハーデーヴァ寺院
デーヴィー
ジャグダンベ寺院


壁面を埋め尽くす
レリーフ


エロチックなレリーフは
ほんの一部
エロチックか否かではなく
レリーフそのものが
素晴らしい


ヴィシュワナータ寺院


レリーフが素晴らしい



夜はインド人と飲み会
 ほぼ定刻に、列車はカジュラーホー駅に到着。カジュラーホーが観光地になることに気がついたインド政府(正確には政府ではないかな?)は、近年になって駅や空港といった交通インフラを充実させたようだ。よって、カジュラーホー駅も比較的新しい。
 ここの客引きは有名。噂どおりに、客引きが一足先に列車から降りた中国人3人組を取り囲んでいる。アーグラ駅のホームで、あるゲストハウスを紹介されていた中国人とオリエント伯爵。偶然に、そのゲストハウスの客引きも含まれていた。
 どうやら、日本人に強い宿とか、韓国人に強い宿とか、ゲストハウスにも得意分野があるようだ。ちなみに、紹介された宿は韓国人に強い宿のようだ。まあ、インド人から見れば、日本人も韓国人も中国人もマカオ人も香港人も台湾人もモンゴル人も同じに見えるだろう。

 カジュラーホー駅から8キロほど離れている街までオートリキシャで向かい、紹介された宿にチェック・イン。中国人3人組も同じ宿にチェック・イン。
 それにしても、中国人のディスカウント術(笑)は素晴らしい。強引に値引きをするわけでもなく、無茶苦茶な注文をするわけでもない。駆け引きが上手なのだ。とってもスマートに交渉し、気がついたら安くなっている。オリエント伯爵も、おこぼれに与って、格安で宿泊することができた。
 何度か書いたけれど、いろいろな人の素晴らしいところを、すべて手に入れることなどできない。もちろん、近づこうとすることは大切だけれど、努力することと実際に手に入れることは別のこと。あまり欲張りだと幸せにはなれないのは、イソップ童話の時代から続く鉄則!!!

 ある日本人から、「日本人は、すぐにディスカウントを言い出す」と海外の店の従業員に言われたと聞いたことがある。しかし、この旅でのオリエント伯爵の経験から言えば、日本人はディスカウントをあまりしない国民性のように思えて仕方がない。
 想像するに、従業員は、よっぽどディスカウント術に長けた日本人に出会ったのか、ディスカウント術が下手なのにディスカウントしようとすることを言いたかったのか、今後もディスカウントさせないように布石を打ったのかのいずれかのような気がする。きっと、2番目の理由のような気がするのだけれど…。
 日本人がディスカウント下手なのは、“定価社会”で生活しているから。これも1つの文化である。きっと、定価があってないような、商店街で買い物をしていた昔の日本人は、ディスカウント術が長けていたんだろうな〜(笑)。これもまた、1つの文化。時代とともに、国の文化も変化していくのだ。

 ちなみに、インドという国は、いままで訪れた国の中で最も定価社会とは無縁の国である(笑)。日本でも、自動車を購入する時は価格交渉をすると思う。あの感覚が、すべての買い物に必要なのである。極端に言えば、コーラ1本を買うのにも、煙草1箱を買うのにも必要なのだ。
 実際、「Coca-Cola(600ml)」の定価(いちおう定価は存在している)は、27インド・ルピー。でも、50〜70インド・ルピーから販売している。オリエント伯爵は、27〜35インド・ルピーの範囲で購入経験がある。
 値段を知っていても、「それは昔の値段」とか、「冷えてなくていいなら安くする」とか、「この街ではこの値段」とか、「それはデリーでの値段」とか、「ペプシは安いけどコカ・コーラは高い」とか、なんのかんのと言ってくる。たまに、「水も買ったら、27インド・ルピーでいいよ」なんていう商売方法もある。
 基本的には、その価格では買いたくなければ買わなければいいだけの話。別の店に行けば、別の価格が待っているので、そこで改めて交渉すればいい。それが面倒だと思えば、少々高額でも買えばいい。本当に、世界は興味深い。

 さて、カジュラーホーの街は世界遺産のある街である。誤解をおそれずに言えば、世界遺産しかない街と言ってもいいくらいである。観光地としての「カジュラーホの建造物群」の評価は、「★★★★☆」である。
 カジュラーホーの寺院は、エロチックなレリーフで知られているけれど、エロチックを求めるならば日本製のAVにかなうはずもない。高い評価(後述する理由がなければフルマーク確実)をしたのは、壁面を覆うレリーフの圧倒的な存在感である。

 カジュラーホーの寺院は素晴らしいのだけれど、カジュラーホーの街は最悪である。インド人の悪い面を凝縮したような街である。歩いているだけで、インド人がしつこく絡んでくる。追い払っても、追い払ってもまとわりついくる。
 まとわりついくるインド人は、もちろんカネ目当て。それ以外のことに興味はない。モノを売っている人も、いかに多くのカネをぶんどるかにしか興味がない。しかも、やり方にセンスが無い。たんに、異常に高額なプライスを提示するだけ。
 そうしなければ、彼らは食べていけないのだと言うかもしれない。しかし、インド社会は、ある程度の人のつながりがあれば、収入がなくても(少なくても)食べていけるようにできている。彼らをそうしたのは、高くても払う観光客のせいだと言うかもしれない。そこに一因があることは事実であろう。だからと言って、カジュラーホーの街の人を正当化するには無理があるほどに、この街の人は酷い。
 カジュラーホーの街の人が、普通のインド人ならば、「カジュラーホーの建造物群」の評価は、間違いなくフルマークである。

 夕方、次の目的地までのバスチケットをゲットするためにバス・ステーションに向かう。街の中心から少し離れただけで、グッと落ち着いた雰囲気に変わる。ここは、普通のインドだ!!!カジュラーホーに来たなら、この辺りの方がオススメ!!!
 無事、バスチケットをゲット。ナイトバスしかないと言われたのが、誤算ではあったけれど…。
 バス・ステーションで知り合ったインド人と話をする。カジュラーホーの街は酷いと言うと、彼も同意する。彼が言うには、街の中心で働いている人は、カジュラーホーが有名になってから他の大都市からやってきた人とのこと。もともとは、小さな村だったカジュラーホー。観光地になったことで、壊れてしまったのかな?
 彼とは、18:30に再会の約束をして別れる。野菜でもつまみにして、酒でも飲もうじゃないかという話になったのだ。

 さて、このシチュエーション、危ないといえば危ない。オリエント伯爵はどうしたかと言えば、18:30に待ち合わせ場所に行ってしまいましたね〜。彼の仕事は、バス・ステーションのトイレ&シャワーの番人。待ち合わせ場所といっても、彼の仕事場、つまりトイレ&シャワーのある建物の前なんですけれどね!
 この日は、普通に金を払って、普通にサラダ作りを手伝って(ほとんどオリエント伯爵がカットした…)、普通に酒を飲んで、普通にサラダをつまみにして、普通に話をしてと、普通に楽しい時間を過ごすことができた。
 ご馳走になったわけでも、睡眠薬を盛られたわけでもなく、普通に現地の人と時間を共有したわけである。“カネ・カネ”とも言われなかった。彼もオリエント伯爵が金持ちではないことは分かったようなので、そのことも影響大かな?金持ちの日本人が、トイレの横の倉庫みたいな部屋で、床に座って、新聞紙を皿替わりにして、ブツ切りのサラダをつまみにして、現地の酒を飲むことはないでしょうから(笑)!!!
 

 
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