世界旅HOME   南アジア   ネパール   2012年5月  
 
カトマンズ
→[車内]…イタハリ
カトマンズ
…[車内]→イタハリ
イタハリ→シリグリ
 

 

昼近くなっても
バスの群れに動きはない



左端がアマルさん
とてつもなく
お世話になった方々である



この日の晩飯は
揚げ物セット

三角の揚げ物が
一番美味かったな
 昨日と同じ場所で朝陽を見る…。夜明けだ…。日中は道路封鎖が解かれることはないようなので、少なくても夕方までバスが出ることはないだろう。
 昨夜は、外で寝ると涼しいけれど蚊に刺され、バスの中で寝ると蚊は少ないけれど暑くて狭いという状況のために、ほとんど寝ていない。ネパール人も、似たり寄ったりの夜を過ごしたようだ。

 朝になると新情報が舞い込む。どうやら、数台のバスがカトマンズに引き返すようだ。状況は悪化の一途をたどっていることが分かる。ちなみに、無事にカトマンズまで戻れるかは、誰にも分からない。オリエント伯爵は、無事には戻れないだろうと判断した。
 こうなったら、何とかしてイタハリまで行くしかない。プライベート車両は道路封鎖の対象外なので、車をチャーターすることがベストの選択である。しかし、この辺りには車が極端に少ない。そうなると、バイクに乗せてもらってイタハリまで向かうのが現実的だと考えた。

 スロバキア人は、外国人を集めてカトマンズに引き返す作戦を採ることにしたようだ。しかし、他の外国人たちが、車をチャーターして東部をめざすようなので、作戦を変更して東部をめざすことに変更。オリエント伯爵にも、何度も声をかけて誘っていただいた。
 どうやら、スロバキア人にとっては、この状況下で基本的に笑顔でいるオリエント伯爵が不思議でならないようだ。「出来事を楽しむ」の精神を遺憾なく発揮しているオリエント伯爵は、確かに不思議な存在だったのかもしれない。
 「あなたのことは、絶対に忘れない」と言われてしまった。また、どこかで再会できるといいな〜。

 この頃には、ネパール人が続々と歩いて東部をめざし始める。その根性には脱帽である。ちなみに、昨日、「私はあなたを助けたい」と言っていた父娘は、いつの間にかいなくなっていた…。おいおい、今が助け時でしょうが!!!
 途中から、「あまり信用できない人だなあ」と思っていたので、想定内だったことではある。しかし、“捨てる神あれば拾う神あり”と昔から言われるように、昨日話をしたネパール人の1人が、オリエント伯爵を助けてくれた。お名前は、アマルさん。
 アマルさんの話す内容は、なかなか興味深く、昨日から深い教養を感じていた。一度、サウジアラビアで仕事をしていたそうで、海外から自国を見ることができたことが、アマルさんの深い教養につながっているのかもしれない。なかなか仕事が見つからずに困っているようであるけれど、こうした方に仕事がないのは残念なことだと思う。

 昼前に、アマルさんの兄弟と友人がバイクで到着。そのバイクに乗せてもらう。どうやら、イタハリまでは100キロ以上あるようだ。なかなかの、ロング・ツーリングである…。
 アマルさんは、デカイ液晶テレビを購入してきたようで、もちろん液晶テレビもバイクに乗せることになる。バイクは2台。それぞれのライダーと、液晶テレビをホールドする人と、アマルさん。そこに、バック・パックとサブバックを持ったオリエント伯爵がお邪魔させていただくのである。当然に、不都合が生じることとなる…。

 最初は、サブバックを液晶テレビをホールドしている人に持ってもらって、オリエント伯爵はバック・パックを背負って3人乗りを試みる。しかし、そのバイクには3人目用の足をかけるところがない。これは、相当に足の筋肉にダメージを与えることとなり、途中でポジション・チェンジを申し出ることに…。
 結局、液晶テレビをホールドする代わりに2人乗りとなる。バイクは飛ばしに飛ばす。この旅で、何度かニケツをしたけれど、あれは“街乗り”でしかなかったことを実感する。目が開けられない、息ができない…。バイクって過酷な乗り物なんですね!!!
 後日談であるけれど、翌日になっても、太腿の痺れと、足の付根の痛みは取れなかった。太腿の痺れは振動によるものと思われ、足の付根の痛みは液晶テレビのホールドによるもののと思われる。

 過酷な移動だったけれど、アマルさんとの出会いは、感謝の一言に尽きる。お金も一切請求されなかったどころか、こちらから申し出ても断られた。心から、言いたい。「タンネ・バード=Thank you」。
 スロバキア人と一緒に、外国人グループに加わるのが一般的な選択だったであろう。でも、アマルさんと一緒に移動できたことが、とても嬉しく思える。世界を旅している日本人は、多かれ少なかれ変わっている(クセがある?)人が多い(ばかり?)。その中でも、オリエント伯爵は、変わっているのかもしれないなぁ〜。

 無事(?)、イタハリの街に到着し、宿にチェック・イン。宿は高額だったけれど、正直、疲れ果てていた…。思考力が格段に衰えているのが分かる。当然に、英語力も衰えている…。
 まずは、シャワーを浴びて、続いて、ビールを飲んで(高価だったけれど…)、いろいろなことがあった2日間の日記を書いて眠りにつく…。でも、蚊がたくさんいるようで、なかなか眠れない…いえいえ、爆睡しました(笑)。明け方、身体が痒くて起きましたとさ!!!ムッチャ、刺されとるがな〜!!!
 

 
カトマンズ
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