世界旅HOME   南アジア   ネパール   2012年5月  
 
カトマンズ
→[車内]…イタハリ
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…[車内]→イタハリ
 

 

朝陽とバスたち

左端は豪華なバス
その前が
オリエント伯爵の乗った
ヘンテコなバス



あまりに暑いので…
そして ここで 昼寝…



この娘さんには
相当に気に入られた

はた目からは
完全に父娘のようだった

でも しつこい…



夕陽とバスたち

数えてみると13台のバスが
停めさせられていた

かなりの乗客が滞在し
飲食等でお金を消費したので
この集落にとって
莫大な経済効果を
もたらしただろう

そんなことも
道路封鎖の
理由なのかもしれない

 *前日とタイトルが同じなのには訳があります。
 *話が分かりやすいように、前日の話も混ざっています。
 *なので、少々、長くなってます。でも、楽しい1日ですよ〜。


 正確には前日のこととなるけれど…。バス・パークに到着したオリエント伯爵は、指定されたバスに乗り込むこととする。バスの入口には、1200ネパール・ルピーでバスチケットを購入させようとした男が客の整理をしている。どうやら、旅行代理店によってバスが異なるのではないようである。だったら、価格を統一しなさい!店舗、隣でしょうが!
 恒例行事として、バック・パックを預けようとする。ネパールでは、大きな荷物は屋根の上に載せるのが一般的である。すると、「中に持って入ってよ」という予想外の言葉が…。
 別に、オリエント伯爵を気遣っての言葉ではない。一度結んだ固定ロープを、再度、ほどいて結ぶのが面倒くさいだけのことである…。まだ集合時刻には程遠い時間。「無理だって!」と言ったものの、大丈夫との返事だったので渋々中に持って入る。「外より中の方がいいじゃん」と思っている方、あなたは南アジアの実情を知らなすぎますよ〜。

 スリランカでローカル・バスの実情を味わってきたオリエント伯爵。しかし、ネパールのローカル・バスは、スリランカの比ではなかったのだ…。まずは、シートを確保できた乗客を乗せる旅行代理店の人間。しかし、どう見ても、それ以上の人間がバスに乗ろうと待機している。
 続いて、車内の通路に“これでもかっ!”というくらいに乗客を押し込める。例えて言えば、通学バス並の混雑。そして、最後には、お決まりの“屋根の上”に乗客を乗せる。とうやら、屋根の上も通学バス並だったようで、見かねた警官が「乗りすぎた。降りろっ!」と怒鳴りつけるシーンも見ることができた(渋々降りて、後から屋根に再び乗車…乗屋?)。

 後で知ることになるのだけれど、目的地まではツーリスト・バスも存在していたようである。また、同様に後で知ることになるのだけれど、多数のローカル・バスの中でも、オリエント伯爵が乗車したのは最低レベルのモラルしかもたない会社のバスであった。
 今回オリエント伯爵がセレクトしたのは、自信満々にアティティ・ツアーズが紹介したバスである。更に、自信満々に本来の目的地まで行けると言われたことも付け加えておく。どうやら、アティティ・ツアーズは多くの日本人にとって素晴らしい場所のようであるけれど、オリエント伯爵とは気が合わないようである。その根拠については、この一連の日記を読んでいただけると分かるであろう…。

 バスは、定刻(17:00)を待たずに出発した。この後、いろいろありすぎて書くのを忘れていたけれど、オリエント伯爵の座席はオーバー・ブッキングだった…。手作業で座席表に丸を付けていくだけ(当日分のみ)の作業をミスするとは余程の愚か者である。
 ちなみに、座席が重なっていたのは、オリエント伯爵が最終的に座った隣に陣取る2人組みの女性。この女性、通路が混んでくると「あなたのバックも膝の上に置きなさい」と注意してくる。あのねぇ、こうなることが予想できたから、屋根に載せろって言ったの。あんたは自分で手荷物の車内持ち込みをセレクトしたんでしょ。一緒にするなよ。それに、今でも、オリエント伯爵は1つ荷物を膝に載せてるでしょ。何から何まであんたとは違うんだよ。てなことをキツめの口調で言ってあげた。勘違いしている女性には、かなり厳しいのである。

 驚くほどの定員オーバーのためであろう、出発して数分で左後輪のサスから異常音が聞こえ出す。続いて、1時間ほどすると、おそらく前輪と後輪をつなぐシャフトからと思える異常音が聞こえ出す。
 検問(今、振り返ると道路封鎖の場所かな?)の度に、屋根から降りろと言われるバス…。そして、一度降りては、再び乗車のくり返し…。「このバス、よっぽどだな〜」と思っていると爆音とともにバスは停車。はい、バスが故障しましたとさ!!!
 すっかり夜も更けた山中でのできごと。ここまでくると、「出来事を楽しむ」の精神が100%発揮されているオリエント伯爵。しれっ〜と、星空を見上げながら1時間近くの時間を過ごしたとさ!!!

 奇跡的にバスは修理され(この技術を故障前に役立てたいものだ!)、再び走りだすバス。この頃には、オリエント伯爵のバック・パックを椅子として提供した方と仲良しになっていた。娘とともに、家に戻る途中らしい。でもね、そんな事情なら、午前中に旅行代理店に行って座席を確保しておきなさいよね!
 やっと、今日の日記が始まる…。日付が変わった深夜1:00ごろ、バスは夕食タイムとなる…この時間計算、絶対におかしいですから!!!ここでも、1人のネパール人と仲良くなる。語学力が劣るオリエント伯爵であるけれど、不思議なことに他の国の人ともある程度は仲良くなることができる。ありがたいことである。
 この後は、例の父親の娘(6歳前後と推測)を抱っこして過ごすことになる。こういうことは、仕事でも家庭でも経験アリなので得意分野。ほどなく、娘さんは爆睡した。明け方には、オリエント伯爵も爆睡。危険と言われることもある夜行バスなのだけれど、今まではノー・プロブレムだった。

 しかし、この日は、ビック・プロブレム!!!盗難にあったわけではなく、5:00頃(つまり、オリエント伯爵が爆睡してすぐ…)にバスは停車した。なぜって?ストライキですよ、ストライキ!!!
 アティティ・ツアーズのオッチャンよ。紹介したバス会社が最低だったことは水に流すとしよう。でも、「ストライキは終わりましたから」としれっ〜と言ったセリフは水には流せませんよ!!!このオッチャン、人はいいのだろうけれど、仕事の方はイマイチの感(チトワンに行く時の相談でも思った)が拭えなかった。まあ、そんな彼を信じたオリエント伯爵が未熟者だったということさ!!!ちなみに、カトマンズ〜ポカラといった得意分野は得意なようです(当たり前だけどね!)。

 この時の情報では、バスが出発する時刻は22:00。普通に「10時」って聞いたので、てっきり“AM”だと思ったら“PM”でした…。停まった(停めさせられた)場所は、道路沿いに家が数軒あるだけの街とはいえない集落だった…。
 すっかり、父娘と仲良くなったオリエント伯爵。イタハリは、この家族のホームタウンということで心強い限りである。父親から「私はあなたを助けたい」とも言われた。特に、ストライキ中なので、地元の方と知り合いなのは嬉しい限りである。
 最初はシャイだった娘さんも、やんちゃぶりを発揮しだす。オリエント伯爵が持っている扇子が気に入ったようである。「これ何?」と聞かれたので、「ファン」と答えておいた。誤った日本文化を発信していたのなら、すいませんでした…。
 それにしても、よっぽど扇子が気に入ったのか、「くれ、くれ」と言われたのには閉口。かなり、我儘に育てられているようである。将来が心配だ…。

 あまりにも娘さんがしつこいので別行動。というか、父親よ、きちんと面倒をみなさいよ。あまり寝ていなかったので、日陰にあるコンクリートの場所を見つけ出して眠ることにする。爆睡…。
 昼頃に起きて、生のまま焼いたとうきびを食べる。どうやら、ネパール人は“下等な食べ物”という認識があるらしく、あまり食べないらしい(特に人前では…)。
 あまりにも暑いので、高価なビールを飲んで、またまた爆睡。高価なビールを飲んだことを除いては、ネパール人以上に、ネパール人になっているようだ。
 今までも、現地の人に間違われることはあった。今回は、日本人と分かった上で、ネパール語が喋れないと言うと「なんでやねん」という感じの反応をほとんどの人にされた…。ネパールの皆さん、勘違いしてはいけません。オリエント伯爵は、15日査証しかもたない普通の旅人なんです…。

 そんなこともあり、たくさんのネパール人と話をした。英語が得意ではないのに不思議なことである。おそらく、みんな、暇だったんだろうね!!!
 そして、数少ないツーリストの1人であるスロバキア人とも仲良くなった。なぜならば、彼は、果敢にも(無謀にも…)1人のネパール人の言葉を信じて、ストライキをしている集団のボスに「俺たちは外国人だから通せ」と注文をつけに行ったのである。書き漏らしたけれど、仲良くなったのは、その行動に同伴させられたから…。
 ちなみに、ストライキというけれど真実は違う。ただの道路封鎖である。分かりやすく言えば“嫌がらせ”。しかも、政府に言いたいことがあるからしているようだけれど、道路封鎖でどれほど効果があるのか…。昔のネパールで、「マオイスト」と呼ばれていた集団が同じ手法を採っていたけれど効果がないのは実証済みのハズ…。

 夕方になると、「バスは夕方には出るようだ」とか、「5日間はここに滞在するようだ」とか、いろいろな情報が飛び交うようになる。様々な情報を総合的に判断して、オリエント伯爵が出した結論は「いつバズか出るかは誰も分からない」というものだった。
 晩飯は近くの食堂で食べる。もちろん、ローカル食堂である。昨夜の食事の時も同じであったけれど、スプーンなど出てくるわけもないのでローカル・スタイルに倣って手で食べる。手で食べるのは、モルディブで南インドの方々とともに生活した時に経験済み。そこそこ、上手に食べることができる。気がついたら、普通に水も飲んでいた。これも、昨日と一緒。ネパールの水は、オリエント伯爵の身体に合っているようなので問題なし!!!

 念のために、22:00ごろにバスに一度戻ってみるけれど、出発する気配はない。バスの中は暑いので、再度、外に出る。どうやら、今夜も車中泊(というか野宿というか…)が決定的のようである…。
 

 
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