
車窓の風景 その1

車窓の風景 その2

車窓の風景 その3

車窓の風景 その4

久しぶりの高級店
内心ではビビっていた

元祖・麻婆豆腐

楽しい宴 |
シーアンからチョンドゥまでは、軟臥というスーパー・リッチな席(寝台)をセレクトした。というか、セレクトするしかなかった…。硬臥“下”が満席だったからである。硬臥“中”はあったものの、昼過ぎに到着することを考えると、身長180センチのオリエント伯爵にはキツイ行程となることは明らかであったからである。 どのくらいリッチかは、以下の料金を比べれば一目瞭然である。 硬座 113元 約1469円 軟座 178元 約2314円 硬臥・上 195元 約2535円 硬臥・中 201元 約2613円 硬臥・下 209元 約2717円 軟臥・上 302元 約3926円 軟臥・下 316元 約4108円 *1元=13円で計算 ちなみに、シーアンで毎晩食べていたストリート・レストランの炒飯や焼き麺の価格は7元、ローカル・ビール(600ml)の価格は2〜4元である。 そもそも、中国は移動にかかる費用が食費に比べると高額である。1番下のグレードの硬座でも、ローカル・ビールが30本近く飲めるのである。この国での移動が、どれほど贅沢なものかが分かると思う。
さて、軟臥というカテゴリー、実情も驚くほどリッチであった。日本でいえば、「4ベッドの個室寝台」である。ベッドどうしのプライバシーは皆無であるものの、ブースごとにドアがつき、鍵までかかる。 待合室も別に用意されており、まさに“VIP待遇”であった。オリエント伯爵が乗車する列車の発車時間が、複数のベイジン(北京)行きと近かったこともあり、西安駅の特別待合室の9割以上が外国人であったけれど…。
4ベッドのうち、オリエント伯爵が1つのベッドを使う。残りの3つは、青年と御老人2人だった。青年の名前は、チャンさん。御老人はチャンさんの祖父と祖母である。祖父・祖母と旅行とは、チャンさん、なかなか素晴らしい青年である!!! チャンさんとは、かなり難しい話もした。お互いに、母国語ならもっと上手に話せるのだろうけれど、筆談を交えながらのトーク(?)は続いた。日中戦争や日中物価比較や日中国際的地位と、バラエティに富んだ内容だった。飲みながら話すことができれば、もっと盛り上がったであろう。残念ながら、チャンさんは、アルコール飲料を嗜まないようであった。
ほぼ定刻に、列車はチョンドゥに到着。日本人が多く集まるという宿に向かう。無事、チェックイン完了。 ここでの滞在は、今後の旅の日程を決める上で、重大な分岐路となる可能性がある。慎重かつ潔い判断が求められる地となる可能性が大である。
テラスでボヨヨ〜ンとしていると、日本語が聞こえてきた。やはり、日本人が多く集まるという宿である。思い返せば、今回の中国インで日本人の個人旅行者と出会ったのは初めてである。
声をかけると、旅行者ではなく、チョンドゥに駐在している方(Eguさん)と、チョンドゥに長期出張でこられている方(Motoさん)とのこと。お二人は同じ会社で仕事をされているそうだ。この旅では、駐在員の方との相性が悪い…。しかし、お二人は違った。
四川省料理の代表選手とでも言うべき麻婆豆腐。チョンドゥには、その発祥となった店があるとのこと。お二人が食べに行くと聞き、オリエント伯爵も一緒させていただけるか頼むと快くOKしてくれた!お二人にとっては、久しぶりの休暇なのに手間のかかる旅人と同伴してくれるとはありがたいことである。 途中から会話に加わっていたHoshiさんと4人で食べに出かける。てくてく街を歩き、1軒の店に…高級店である。高級店が苦手なオリエント伯爵は、内心ではかなりビビっていたけれど、こんな機会でもなければ入ることもないのも事実。そこでの料理は……美味かった!!! その後、一杯飲みに行くのにも同伴させてもらう。お二人の住んでいる近くの串焼き屋に移動。この店の串焼きも美味かった。途中からは、Eguさんの友人で明の時代の仏教を研究している方も加わり、宴は遅くまで続いた。久しぶりに“飲んで・喋って・笑う”時間を満喫したオリエント伯爵であった。 結局、串焼き屋は3人の方にご馳走になってしまった。3人の方にはバス停まで送ってもらい、見送りまでしいただいた。本当に、何から何まで、お世話になったオリエント伯爵であった。ありがとうございました。 |