
BACKPACKERS HOSTEL

“5ドル事件”のお姉ちゃん

フライド・ライス

グラスもついてきた |
またまた移動日である。この移動日というやつ、交通機関の出発時刻までが暇なのだ…。本日は、約6時間の“暇つぶし”をしなくてはならない。 同部屋のイングランド人のギター生演奏(バンコクで買ったそうだ)を聞かせていただき、ハッピー気分のオリエント伯爵は、安宿街の近くにあるホアンキエム湖に行くことにした。湖の周囲をぶらついていると、出会いました!!!
この旅で初の“窃盗犯”!!!
でもねぇ〜、いくらボケている日本人だとはいえ、背負っていたリュックが「ジッッッ」という音とともに振動すれば、異常には気がつきますよ…。「あれっ?」と思って、補足を緩めると窃盗犯がオリエント伯爵を追い越すことに…、目と目が合うと、軽く頭を下げる窃盗犯…。重ね重ね、間抜けな窃盗犯である…。 そのままにしておくもの気に障るし…、大騒ぎするほどの度胸も語学力もないし…。悩んだ結果、オリエント伯爵は彼から50mほどの距離をとって、ひたすら佇んであげることにした。もちろん、時々、窃盗犯を優しい眼光で見つめながら…。そのうち、仲間と思われる数人が絵葉書を売りつけがてら、オリエント伯爵の様子をうかがいに来た。ちょっとだけ、キツイ声で「いらんって言ってるだろ」と言うと、彼らは退散していった…。意外とあっさりなのね…。 そろそろオリエント伯爵も飽きてきたので、その場を立ち去ることにしたとさ!約30分間の“暇つぶし”だったとさ!!! こんな平和なことをしていたもの、被害がなかったから。今後の窃盗犯も間抜けであっさりしている保証はないので、気をつけなければならない。
その後は何事も無く時は流れ、ハノイで通った食堂で最後の晩餐と洒落こむ。注文したのは、いつもと同じく、ビールとフライド・ライス(チャーハンのようなもの)。ちなみに、このフライド・ライス、なかなかのレベルである。 既に馴染みとなった食堂のスタッフと最後の別れを惜しむ。でも、言葉が分からないから、オリエント伯爵が勝手に惜しんでいただけ!3度目だからか、最後の夜であることが通じたのか、この日だけはビールを頼むとグラスがついきた。
荷物をとりにユースホステルに戻ると、“5ドル事件”&“天気予報ハズレ事件”の張本人であるお姉ちゃんに再会。過去のことは水に流し(笑)、記念撮影と洒落こんだ。 他にも、たくさんのスタッフと会うことができたので、記念写真を撮りまくったオリエント伯爵であった。みんな、素敵な笑顔を見せてくれた。すっかり、顔馴染み!!!
ベトナムには“ツーリスト・プライス”が存在していて、宿も食堂も観光も交通費もベトナム人よりは高い。無力な旅人1人が、それに文句を言ったところで不快な気持ちになるだけである。実質には厳然たる「定価」や「相場」が存在する日本。しかし、ここはベトナムなのである。 価格とは本来、提供されたモノおよびサービスの対価なのである。それを統一する義務はないのである。オリエント伯爵が気に入れば、「ガモォン=Thank
you」。それでいいのである。そう考えていけば、相手も笑顔になる機会が増えるし、オリエント伯爵も笑顔になる機会が増えるのである。 ハノイには欧米からの旅行者が多い。しかし、彼らの顔はハッピーには見えない。なにか、不満気である。彼らに伝えたい。「ここは、ベトナムなんだよっ!そう考えれば、食堂でも、宿でも、素敵な笑顔が見られるよ!」 もちろん、これから先、オリエント伯爵の考え方に変化が起こらない保証はないけれど…。 |