
AL YUSUA GUEST HOUSE

ゴージャスな部屋
こんなタイプの
蚊帳を見たのは初めてだ

ザ・アフリカ
といった感じの道が続く
どこまでも続く
永遠に続く

赤土の道である
土埃が酷い

肉とライス
正直いって
そんなに美味いもんじゃない |
今日の移動の集合時間は朝の5時半。出発時間は6時。朝に雨は降っていなかった。そう、ケニアの雨季は過ぎ去っているのだ。モヤレからナイロビまでのルートは、旅人の間では、少し前はスーパー過酷な移動として知られていた。
なんせ、オンボロバスが1週間に1本、一般的にはトラックの荷台に乗っての移動だった。トラックの荷台といっても荷物は載っているわけで、その上に乗る感じだったそうだ。荷物が穀物の場合はラッキーで、荷物が家畜の場合もあったとか…。更に、このルートでは、家畜強盗が現れるらしく、二重の意味で、家畜を載せたトラックに乗ることは、リスキーだったとのこと。時代は変わったものだ…。
朝の6時前にバスはやってきた。ナイロビ行きのバスが出発するバスTは、チケットオフィス前の道端となっている。荷物を預けて、バスに乗り込む。問題の一番後ろのシートは、予想とは違って足元が広く、快適な移動が予感できた。ちなみに、バスもオンボロバスではない。日本感覚ではオンボロと言えるだろうけれど、アフリカ感覚では普通のバスと言えるレベルだ。
7時ごろ、バスはナイロビに向けて出発。出発して5分と経たずに、この移動がハードなことが変わっていないことが分かった…。そして、一番後ろのシートには乗ってはいけないことも分かった…。この日は、旅に出てから575日目。その間に経験した数々の移動の中で、この移動がナンバー・ワンにハードである。
道路が舗装されていないのはあたりまえ。それに加えて、道がデコボコなのである。更に、バスのサスペンションは機能していないと思われ、衝撃がダイレクトに伝わってくる。更に更に、バスは信じられないくらいのスピードを維持して走るので、襲ってくる衝撃は相当に強いものとなる。更に更に更に、窓がキチンと閉まらないので、土埃が容赦なく車内へと流れこんでくる。
そこに追い打ちをかけたのが、一番後ろのシートだったということである。もう、信じられないくらい、体が跳ね上がるのだ。最初は、普通にケツが痛かった。すぐに、衝撃で胃が痛くなってきた。昼になる頃には、胃ではなくて心臓が痛くなってきた。これ、大袈裟じゃないっすよ。盛ってるわけじゃないっすよ。マジっすよ。
小さな集落で休憩。時計を見ると11時くらいだったので、昼飯を食べることにする。オッちゃんが食べているのと同じ物を注文。あまり味付けしていない肉とライスという、超シンプルな飯だった。それでも、昨日、ほとんど食べていないこともあって、胃は落ち着いたようだ。
で、またまたバスに乗り込み、ジャンプ&ジャンプ&ジャンプ。さぞかし、胃の中の肉とライスは、胃液とよく混ざり合ったことと思う。暗くなり始めたころ、夕食休憩となった。ここでも、肉とライスを食べる。どうやら、ケニア北部では、これが定番メニューのようだ。
このとき、一緒のバスに乗るケニア人が親切にしてくれる。でも、そいつの分も支払う羽目になった。このあたり、文化が違うので、そうとうな不快感を伴う。それでも、面倒くさいので、文句は言わなかった。
更に、ここはケニアという国。ガタガタと文句を言って、撃たれてしまっては大変なことになる。なんと、オリエント伯爵がケニアに入国した日(昨日)に、日本人の方がケニアで殺されている。この方は、なにかをしたわけではない。ただたんに、ATMから現金を引き出しただけである。その現金を狙った強盗に、撃たれて殺されたのだ。
先ほどのタカリ野郎に、この話をしてみたけれど、「知らな〜い」と言われて終わりだった。別に、自国のことを恥じるわけでもなかった。タカリ野郎は、モノはタカルけれど、話をしている分には、悪い感じのヤツではない。無教養という感じてもない。つまり、この反応がケニアという国では一般的なのだろう。日本とは、大きく価値観が異なる国であることは間違いないようだ。
夕食休憩から少しして、やっとバスは舗装道路を走ることとなった。それでも油断は禁物である。舗装の状態は、けっして良いとは言えない。突然、思い出したように、思いっきり体がジャンプする…。最早、このバスの中で、ゆっくりと眠ることなど、絶対に不可能であることは間違いなかった。
ちょっと大きめの集落で、最後の休憩となる。ちょうど、水が切れかけていたので、オリエント伯爵にとっては、とてもラッキーな休憩だった。ホントに助かった。
どうやら、ここはケニア山が近いらしい。なので、もう少し行くと、グッと標高が増し、グッと涼しくなるらしい。実際、バスが走り始めて少しすると、グッと涼しくなってきた。昼間に脱いでいたパーカーを、再び羽織ることにする。ナイロビが近づいてきたのかな??? |