
この日も
Chefさんの腕がうなる

なんと…鍋
ここは日本だ

中国人に迫られる
Shuuさん |
「旅は出かける前が一番楽しい」という言葉を聞くことがある。旅の準備をすることが、とても楽しいということであろう。その準備の花形とも言える行為が、ルートと日程を考えることである。
しかし、こうした旅を続けていると、旅の途中でもルートと日程を考えることになる。それは、時に、悲劇を生むこととなる…。
成都に戻ってきたことで、オリエント伯爵の選択肢は以下の3つに絞られていた。 1.「Money
Power」を使って陸路ネパールをめざす 2.中国→ネパールは空路とする
3.中国→カザフスタンにショートカットする
このうち、「2」の選択肢は魅力的ではないので削除。査証の期限を考えて、昨日までにメンバーがそろえば「1」の選択肢をセレクト。無理なら「3」をセレクトすることにした。
メンバーが簡単にそろうはずもなく、オリエント伯爵は「3」をセレクトすることにした。インド・ネパール・パキスタン・バングラデシュの4カ国とチベットは、次の機会に巡ることにしよう。さあ、ロシア語の会話集でも作成しようかと思っていた…。
どの国にも祝日はある。もちろん中国にも。祝日の影響をモロに受けた教訓から、中国の祝日は調査済み。それに加えて、Eguさんからもメールで教えていただいていた。中国での次の祝日は、4月29日〜5月1日の「労働節」である。
改めて、真剣に日程を考えてみる。すると、「労働節」の影響をモロに受けて、中国を出国できるのがギリギリであることが判明した。「ウソでしょ!!!」と、声を上げたくなるほどの驚きである。実際、スーパー・マーケットからの帰り道を間違えたほど動揺した。真剣に日程を考えたのが、スーパー・マーケットからの帰り道というあたりもどうかと思うのだけれど…。
英語が通じるのか不確定なウイグル方面でのトラブルは避けたかったので、オリエント伯爵の選択肢は「1」に逆戻り。そうなると、査証の期限が切れるので、査証の延長をすることにする。
チョンドゥに滞在している多くの旅人は、申請が簡単というローシャン(楽山)に行くようである。しかし、メンバーを集めるために、時間が必要なオリエント伯爵にとっては、時間がかかるチョンドゥで申請しても問題はない。
ここはクオリティの高い宿なので、必要書類は簡単にそろえることができた。早速、チョンドゥの公安局出入境管理処に行くと、カードのコピーでは所持金の証明にはならないとのこと。きちんと、残高証明書を持って来いと言われる。
日本の銀行の残高証明なんて持ってこれないと言えば、ネットで調べられるだろうと言われる。だったら、ここで見せればいいのだなと言えば、別の場所でプリントアウトしてこいと言われる。挙句に、書類を突き返される…。
そもそも、中国で日本人に残高証明書を求めることなどナンセンス。これも一種の“嫌がらせ”と思われる。ここで簡単に引き下がらないのがオリエント伯爵の図々しさ…というか、海外で旅をしていると、これくらいで引き下がっていたら旅を続けられない。
残高証明書で揉めているということは、要は金を持っていることが分かればいいのだろうと考えた。そこで、現金でもいいんだろと言ってみる。この時点で、残高証明書が必要書類であるという筋からは外れているのだけれど…。
すると、3000アメリカ・ドルをこの場で見せればいいと言われた。この時点で、残高証明書が必要書類ではないことが判明。そして、オリエント伯爵は3000アメリカ・ドルくらいは持っているのである。中国で日本人に残高証明書を求めることなどナンセンスなんだって!
持っていると言うと、ついに担当者は攻防戦に終止符を打つことにしたようである。その後の手続きは、淡々と進み、無事に終了した。肝心の所持金のチェックは、最後までなかったけれど…。これで、嫌がらせだったことも判明かな?
今日からYouさんが、こちらの宿に移ってきた。夜は、再び日本人が集まって夕食。なんと、今日は“鍋”である。調理を担当してくれているのはChefさん。日本では居酒屋で働いていただけあって、腕は一流である!!!
途中から、不思議な中国人も加わって、宴会は遅くまで続いた。オリエント伯爵は、昼の出来事に加えて、長い中国滞在のせいで中国人に疲れ気味…。はっきり言って、“めんどくさい”人だった…。「早く中国を出国しなければいけない」と、認識した夜でもあった。 |