オリエント伯爵の世界旅
Around the World by OrientEarl

 ホームオリエント伯爵の世界旅2011年12月

ジーナン(済南)…[車内]→スーヂョウ(蘇州)→[車内]…ファンシャン(黄山)

 恐るべし「新空調」の実力。まったく寒くはなかった。これが夜行列車のあるべき姿であると強く思ったオリエント伯爵であった。
 「硬臥」とは3段ベッドが向い合って6人で1ブースを構成していた。カーテンは皆無なので、プライバシーもまた皆無である。最上部は使わない方針なのか、どのブースも空いていた。

 無事、スーヂョウに到着。まずは、中国での恒例行事となったミッション、ファンシャンまでのチケットをゲットすることにする。
 スーヂョウの駅はでかい。今までの駅も巨大だと思っていた。しかし、比べものにならないほどでかい。自動のチケット売り場まで存在していた。時代は変わっていくのだな~。
 対人でも四苦八苦なのだから、融通の効かない機械相手でチケットをゲットできるはずもなく、オリエント伯爵は普通に列に並ぶこととする。
 しかし、自動のチケット売り場がある影響だろうか行列が短い。これは、ラッキーである。いつもの通りに、前に並んでいる人に「この列でいいのですか?」と聞くと、親切にチケットが残っているかどうかまで携帯から調べてくれる。その上、オリエント伯爵の代わりに窓口対応までしてもらう。本当に、中国の方は親切な人が多い。

 スーヂョウは世界遺産の街なので、そちらを訪ねることとする。いくつかある庭園の中で「留園」をセレクトする。しかし、場所が分からない。今回は、聞いても分からない。インフォメーションはないし、地図もない。これは困った…。
 ウロウロしていると、レンタサイクル店前の歩道に小さな地図を発見する。ラッキー!!!というよりも奇跡に近い…。これで地理感覚が取り戻せたので、留園を目指してテクテク歩く。
 
 途中、スーヂョウらしい景色も見ながら、目的の留園に到着。

 観光地としての「蘇州古典園林」の評価は、「★★★☆☆」である。日本人好み(本家は中国だろうけど…)の庭園である。ゆっくり・のんびりと時間を過ごしたい方にはオススメである。
  

  
 さすがに、観光地としての知名度が高いスーヂョウだからか、昨日までの山東省より暖かいからか、土曜日だからか、観光客がたくさんいた。日本語・韓国語・中国語が入り交じっていた。

 今日のカテゴリーは「軟座」である。中国での列車移動3回目にして、すべて異なるカテゴリーを経験することになる。ちなみに、「新空調」なので、寒さについては心配していない!!!

 おっと、忘れていた。今日は12月31日。みなさま、良いお年をお迎えください。

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