オリエント伯爵の世界旅
Around the World by OrientEarl

 ホームオリエント伯爵の世界旅2011年12月

イェンタイ(煙台)…[車内]→ジーナン(済南)→チューフー(曲阜)→ジーナン(済南)

 この旅で心がけていることが3つある。礼儀・挨拶・笑顔である。

 “礼儀”を心がけるとは、具体的にいうと次のような事である。道を尋ねるときは帽子をとる。相手の目を見て話を聞く。相手の方に身を乗り出して話を聞く。しっかりとお辞儀する(日本人らしい行動NO.1)。当たり前といえば、当たり前…。
 “挨拶”を心がけるとは、具体的にいうと次のような事である。エクスキューズ・ミー或いはハローの現地語で話しかける。サンキュー或いはその現地語で話を終える。当たり前といえば、当たり前…。
 “笑顔”を心がけるとは、具体的にいうと次のような事である。感謝の気持ちは言動・表現(=笑顔)で表す。相手が笑顔になるようにこちらが笑顔でいる。当たり前といえば、当たり前…。

 オリエント伯爵は旅をしている。まったく未知の土地をである。オリエント伯爵の情報量・語学力を考えれば、周りの助けがなければ絶対に不可能である。
 助けてくれるのが“当たり前”ではないのである。助けてくれるのは“ありがたい事”なのである。

 日本からは、とかく非難されることの多い中国・中国人。しかし、今現在、オリエント伯爵が旅を続けている限りにおいては、中国人は親切である。
 親切心は向こうからはやって来る気持ちではない。親切心はこちらが引き出す気持ちなのである。
 まあ、この先、どんなことがあるかは分からない。今現在は、このスタンスで間違っていないと思われる。

 そんなスタンスでいると(今回はスタンスは重要ではなかった…)、1時間ちょっとで、スーヂョウまでの列車のチケットをゲット!“勝手”がわかってきた!!!
 本日の宿もゲット。ちょっぴり高かったものの(片っ端から訪れた安宿は外国人ダメだった…)、朝の8:30からチェック・インさせてもらったのだから文句の言いようがない。

 そして、世界遺産の街、チューフーへ。孔廟・孔亭・孔林と3つのエリアに分かれている。ちなみに、入場料は驚くほど高額である。なので、一番のオススメと言われた(何語で言われたのか記憶にない…)孔廟のみをセレクト!!!
 考えてみれば、この旅始まって以来の本格的な“観光”である。観光地としての「三孔」の評価は、「★☆☆☆☆」である…。写真は左上から順番に、孔廟の大成殿、孔廟の十三碑亭、孔廟の孔宅故井・魯壁である。
  

 

 ジーナンに帰ってみると、あれっ?乗ったバスターミナルではない。そうなる予感がしていたのだよ…。
 困ったときは、現地の人に聞くしかないのだ。1人目は「あっちの方。歩いて30分くらい」。そっちに行くとT字路。そこにいたポリスマン(中国の警官は信用できる)は「バスで行きなさい」。ここで、どちらを信用するか。とりあえず、ポリスマンを信用することにする。
 バス停だと言う方角にしばらく歩いたところで、3人目に聞く。「そのまま真っ直ぐでバス停ですよ」。どうやら、宿まではバスで行くのが普通らしく、方向も当たっている。ポリスマン、シェイシェイ!!!
 バス停があったので4人目に聞くと「もっと向こう」。ここで当たりだなという場所で5人目に聞くと「ここだよ!」。着いだぞ~。バスに乗っていると、偶然に、5人目の方が乗っていて降りる場所で合図してくれる。で、降りてからも、「あっちだよ!」って教えてくれる。
 ここまでしてもらって、宿に着かなければ旅人失格である。

 宿に着くと、明日の下調べのために必要なことをフロントマンに聞く。そう、オリエント伯爵の旅は、聞きまくることで成り立っている。
 すると、宿泊人の女性がバス停まで案内してくれる。きっと、日常でも面倒見のいい人なんだろうな!
 下調べを終えて宿に戻ると、女性の連れの間で「あの娘、外国人をバス停まで案内していったよ」的な話になっていたようで、さっきいなかった人にまで、笑顔で迎えられる。みんなに“シェイシェイ”を言って部屋に戻る。

 今日も、いい旅だった。

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