オリエント伯爵の世界旅
Around the World by OrientEarl

 ホームオリエント伯爵の世界旅2011年12月

心の準備 vol.04

 どうして、世界一周なんてしたいと考えるようになったのだろう…。
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 韓国での暮らしは、予想通り、日々の生活が、「土地を観る」「人と関わる」「出来事を楽しむ」ことに直結していた。プライベートでは激動があった(公私ともに激動が多い人生ではある…その中でもマキシムであろう…)ものの、結果としては、有意義で充実した2年間であった。

 韓国内の旅にも出た。しかし、ソウルでの日常の方が、「土地を観る」「人と関わる」「出来事を楽しむ」ことと直結していた。そのような日々だったからこそ、世界一周をしたいという考えからは、遠く離れていた時期であった。にもかかわらず、この2年間がなければ、世界一周をしたいという考えは生まれなかったであろう。
 第一は、外国での「土地を観る」「人と関わる」「出来事を楽しむ」ということのインパクトが、日本での経験の比ではなかったこと。国境を越えるということの意味は、国境を越えてみないと分からない。
 第二は、言葉が分からないなら、分からないなりのコミュニケーションを取ればいいことを体感したこと。英語が二次試験にない大学を探したとは思えないくらい、日本語以外の言語に抵抗感がなくなった。
 こうした韓国での暮らしを終え、日本に帰国した。そして、退職し、就職した。職種は同じである。わたしの仕事は、職種が変わらないのであれば、一般に退職することのない職業である。だからこそ、一連の出来事は、公私の“公”の方でのマキシムであると思っている。
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 こうしてわたしは、職種は変わらないものの就職先を変え、住所に記載する都道府県を変えた。
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 世界一周に旅立つまで、あと、7年…。

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