オリエント伯爵の世界旅 Around the World by OrientEarl 　ホーム ＞ オリエント伯爵の世界旅 ＞ 2011年12月 心の準備　vol.02 　どうして、世界一周なんてしたいと考えるようになったのだろう…。 　　｜ 　　｜ 　　｜ 　大学生になったわたしは、たくさん旅に出た。世間とは一ヶ月程ずれる夏休みや春休みはもちろん、週末や講義の合間、天気のいい日は講義をパスして…。大学の講義からは、なにも学ぶことはないと考えていたので、講義をパスすることに抵抗はなかった。実際に、たいした講義はなかったと記憶している。これも時代だろう…。 　大学を選ぶ第一の基準が、一人暮らしのできる大学。第二の基準が、二次試験に英語のない大学(←この基準のおかげで、全国に無数にある大学のほとんどが対象外となった)。これほどまでに英語に拒否反応のあったわたしであったから、当然、旅の行き先は日本国内に限られていた。 　ショートを含めると無数に行った旅の中でも、ベスト５は以下の旅である。 　　　◎北海道東部周遊の旅 　　　◎奈良・京都への一人での旅 　　　◎山陽・山陰周遊の旅 　　　◎東北太平洋側３県周遊の旅 　　　◎金沢への友人との旅 　たった４年間であった。しかし、その４年間で、旅に対してのわたしなりの哲学(大げさな言葉を使ってみた)が確立していった。まずは、その土地を観ること。観る対象は景色や建物だけではない。歴史や文化や時代といった、目には見えないものまで観ることがわたしの旅の哲学の第一である。次に、人と関わること。その土地の人はもとより、旅をしている人とも関わっていく。世の中にはたくさんの人がいて、価値観は多様であることが実感することがわたしの旅の哲学の第二である。最後に、出来事を楽しむこと。ハプニングやラッキーだったこと、予定通りに進んだこと、すべての出来事を楽しむ。すべての出来事を思い出に変えていくことがわたしの旅の哲学の第三である。 　充実した４年間が終わり、多くの卒業生がそうであるように、わたしも学生時代に終止符を打つこととなった。 　　｜ 　　｜ 　　｜ 　こうしてわたしは、大学を卒業して就職することとなった。 　　｜ 　　｜ 　　｜ 　世界一周に旅立つまで、あと、20年…。 ページTOPへ Produce by オリエント伯爵 Contact Information orientearl　@　yahoo.co.jp Since Dec./2011